当別・札幌・小樽・余市 研修レポート 2024/3/7~8
【1日目】3月7日(木)
札幌駅 9:25 →ロイズタウン駅 9:56 →ロイズタウン駅10:03(バス)
→ロイズタウン
① ロイズカカオ&チョコレートタウン
ロイズ11:20→ロイズタウン駅11:36→札幌駅 12:14
札幌駅 15:00→サッポロビール博物館 15:07
② サッポロビール博物館 15:30~16:20
サッポロビール博物館 16:45→札幌駅 16:52札幌駅 17:10→小樽駅 17:47
小樽宿泊
札幌駅から札沼線、通称学園都市線に乗ると約30分でロイズタウン駅に到着する。
ロイズタウン駅は2022年3月に開業した。
JR北海道の在来線としては20年ぶりの新駅となる。
駅舎建設費の9億3000万円はロイズコンフェクトが負担し、駅前広場は当別町が6億4000万円をかけて整備、年間維持費500万円はJR北海道が負担する。
ロイズタウン駅は無人駅で自動券売機と自動改札機がある。
交通系ICカードは使えるが、チャージをすることはできない。
トイレは駅の外に設置されている。
駅とロイズタウンを結ぶ無料シャトルバスは1時間に1本~3本出ている。
① ロイズカカオ&チョコレートタウン
(2023年8月グランドオープン)
■開館時間 10:00~17:00 (最終入場は15:00迄)
■入場料 大人(高校生以上)1,200円
こども(4歳~中学生)500円、3歳以下 無料
障碍者手帳をお持ちの方および付添1名 500円
■チョコレートワークショップ体験料 1,500円(入場料とは別途)
■駐車場 無料
■コインロッカーあり(100円返却式)
入場は基本的に日時指定の事前予約制。
オンラインチケットの事前購入が必要。
キャンセルの受付は専用フォームから各枠1時間前まで。手数料無料。
代金はクレジットカードを通じて全額返金される。
※ 窓口で当日券購入することも可能。
現金、クレジットカード、電子マネー使用可。
受付でQRコードを掲示し入場。
専用エレベーターで3階まで上がると、南米コロンビアにあるカカオファームを再現したテーマパークに到着する。
カカオの栽培やチョコレートについて楽しく学ぶことができる。
3階から2階は工場体験ゾーン。残念ながら、工場は稼働していなかった。また2階にはチョコレートに関するコレクション展示物が多数ある。
1階にあるショップは入場無料エリアとなっている。営業時間は9:00~18:00
豊富な商品が揃う。運が良ければ、アウトレット商品を買うことができる。イートインスペースがあり、ソフトクリームやパンを頂くことができる。
飲み物がチョコレートドリンクだけなのは少し残念だ。
館内は段差がなく歩きやすい点は良かった。
② サッポロビール博物館
■開館時間 11:00~18:00(最終入館17:30/有料試飲ラストオーダー16:00迄)
■休館日 月曜日
■入場 無料
■プレミアムツアー(予約制) 大人1,000円、中学生~20歳未満500円、
小学生以下無料 所要時間 50分
英語と韓国語のオーディオガイドあり(レンタル料別途500円)
※追記 2024年4月2日からツアーは1日6回になる。
(視察日より2回多い:11:30,12:00, 12:30,15:30,16:00,17:30)
参加者は1階で受付を済ませエレベーターで3階まで上がり、カードキーを入口にかざし、ツアー参加者専用ウェイティングラウンジへ。
時間になると、ブランドコミュニケーターが登場する。
最初に北海道初6Kワイド画面でビール醸造を成功させた若者たちの物語を鑑賞した。
視察日は日本初のビール醸造家中川清兵衛の物語だった。
プログラムは2つ用意しているそうだ。
もうひとつの村橋久成の物語は次回観たい。
ツアー終了後に参加者全員で乾杯。
復刻札幌製麦酒とサッポロ黒ラベルの2種類のビールを飲み比べすることができる。
復刻札幌製麦酒はプレミアムツアー参加者しか飲むことができない。
なお、自由見学は予約不要で無料。
見学後は券売機からチケットを購入しビールを試飲することができる。
見学をしないで、試飲だけのご利用は遠慮してほしいとのこと。
試飲できるビール銘柄:黒ラベル 400円 クラシック 400円
開拓使麦酒 450円
3種飲み比べセット1000円
なおノンアルコールビール 200円 ソフトドリンク200円もある。
※ 追記 2024年4月2日からラストオーダーを18:00に延長する。
【2日目】3月8日(金)
小樽駅10:53→余市駅11:17
③ ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学11:30~12:50
余市13:47→小樽14:12
④ 小樽金融資料館 15:00~16:00
小樽駅→札幌駅
③ ニッカウヰスキー余市蒸溜所 / JR余市駅
■蒸溜所ガイドツアー 無料 事前予約制
■所要時間 70分 (見学50分、試飲20分)
コインロッカーあり(100円返却式)
ガイドツアーは外を歩いている時間が長いため、この時期は上着を預けないほうが良い。
余市駅を出ると余市蒸溜所の赤い屋根が見える。
石造りの正門を通りまずは受付へ。
名前を言い、ガイドツアーに必要なチケットをもらいビジターセンターへ。
最初に創業者竹鶴政孝のウィスキーづくりにかける熱い思いと職人たちのプライドを紹介する映像を観る。その後ガイドが敷地内を案内してくれる。
余市蒸溜所では石炭直火蒸溜を採用している。
蒸溜塔では運良く、職人が炉の扉を開け、石炭をくべる様子を見ることができた。
火を絶やさないように職人が肉眼で内部を確認しながら作業をする。
釜の底は800度~1200度にもなり、適度な焦げが生じる。
そのためスコットランドにも負けないくらい、重厚で力強い味わいのウィスキーが出来上がるそうだ。
宮城峡蒸溜所では蒸気間接蒸溜方式を採用している。
またコンピューター制御による製造も取り入れている。
スチームを使いゆっくりと蒸溜するため、華やかで、やわらかい味わいになるそうだ。釜の形も違い、蒸溜所ごとに特徴があるそうだ。
ツアー最後にはテイスティングホールでシングルモルト余市、スーパーニッカ、アップルワインの3種類を試飲することができる。
炭酸水や氷も用意されているので、ハイボールをつくることができる。
美味しいりんごジュースをチェイサーとして頂けるのもうれしいところ。
④ 小樽金融資料館
■開館時間 10:00~17:00(入館は16:30迄)
※4月~11月は9:30~17:00(入館は16:30迄)
■入館料 無料
■休館日 水曜日(祝休日は開館)、年末年始(12月29日~1月5日)
■無料のガイドツアーあり
30分程度、予約不要、1日2回(14:00~、15:00~)
小樽金融資料館は日本銀行小樽支店の建物を活用して、日本銀行の歴史や役割を紹介している。
建物の設計は東京駅の設計で有名な辰野金吾で、1912年7月に完成した。
外壁は一見すると、石でできているように見えるが、イギリス式で積み上げられた245万個の煉瓦でできている。
煉瓦の表面にはモルタルが塗られ石造り風に仕上げられている。
館内に無料ガイドツアーのお知らせの掲示があった。
予約不要だったので、参加してみた。
このツアーがとても良かった。
日銀の職員の方が日銀の歴史、お金にまつわる面白い話、ありがたい話を丁寧に説明してくださった。
所要時間は30分程だが、情報量も多く、参加しただけで、賢くなったような気(?)になる。ツアーの最後にはサプライズもあり、とても楽しかった。
その他にも1億円を持ち上げて記念写真を撮ることができるコーナーや日本が誇るお札の偽造防止技術の紹介、そして2024年7月3日から発行開始が予定されている新札の展示があった。(ちなみに新札の撮影はNG)
研修を終えて
ロイズタウン駅とロイズカカオ&チョコレートタウン
ロイズタウン駅ではICカードは使えるが、チャージをする機械はない。
見学ツアーは基本的にはオンライン事前予約制だが、今回の研修視察で当日券を窓口で購入できることがわかった。
現金、各種クレジットカード、電子マネー払い可。
また敷地内にあるローズガーデンのバラは6月から7月が見頃。
チョコレート好きの人、まだ訪れたことのない人は勿論、JR北海道の1日散歩きっぷを購入したがノープランの観光客にお勧めしたい。
サッポロビール博物館
プレミアムツアー参加料(大人)は500円から1000円になった。
有料試飲も値上げ。
それでもAIやロボットではなくブランドコミュニケーターによる案内は貴重な体験でとても楽しい。
復刻札幌製麦酒はプレミアムツアー参加者しか飲むことができない。
ビール好きの人は早めの予約を入れてほしい。
大変人気があるので、当日予約は難しい。
2024年4月2日からツアー回数は増える (11:30,12:00,12:30,15:30,16:00,17:30)
余市駅とニッカウヰスキー余市蒸留所
余市駅ではICカード使用不可。
蒸留所ガイドツアーは無料。
(ティスティング無料)所要時間70分。1日12回。予約制。
自由見学ではディスティラリーショップとレストランとニッカミュージアム(有料ティスティングバー)の見学のみとなる。
余市蒸溜所の建物の一部は重要文化財に指定されている。
異国情緒あふれる敷地内を是非ガイドの説明を聞きながら、歩いてもらえたらうれしい。
不定期で有料のイベントやセミナーも開催されている。
通常見学コースの後、一般公開していない貴賓室や旧竹鶴邸の内部を見学するプラチナムツアー(所要時間120分、5,000円)は特に人気があり、すぐに満席になってしまうようだ。
小樽金融資料館
観光客は観光地化された堺町通り商店街や小樽天狗山に集中しているようだが、歴史を感じられる日銀通りは散策には最適だ。
小樽金融資料館に外国人観光客の姿はなかった。
1日2回(14:00~、15:00~)行われる日銀職員による無料ガイドツアーはかなりおすすめだ。
各観光施設はリニューアルオープンしており、今回の研修で得た最新の情報を案内業務に役立て、観光地の魅力を伝えていきたい。
(reported by RK)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?