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不妊治療に大事な1歩は、自分は不妊症だと受け入れることかもしれない

私には子どもが1人いるし、
2022年1月、2人目も妊娠した。

1人目の時は、自分でタイミングを合わせて
5周期目で妊娠した。
2人目の時は妊活を始めて
2周期目での妊娠だった。
だから、自分は
比較的妊娠しやすい方だと思っていた。

だけど2人目は、
12週の時に結合双胎と判明。
妊娠を終了せざるを得なかった。

結合双胎とは、
ベトちゃんドクちゃん
といえば伝わる人もいるかもしれない。
2人以上で身体の一部を共有している状態で、
私のお子たちは頭は2つあったけど、
身体は1つ。心臓も1つ……。
外の世界では100%生きられないし、
妊娠を継続しても赤ちゃんも母体も
あまり良いことはないとのことで、
2022年2月末に
掻爬手術を受けて妊娠を終了した。

手術の1ケ月後から生理が再開。
だけど毎日ちょっとずつ
ダラダラと20日くらい続いていた。
次の生理では6日出血があったのち、
1日空いて8日間
びっくりするくらいの大出血が続いた。

どうやらホルモンバランスを崩し、
月経過多になったみたいだった。

掻爬手術を受けた産婦人科クリニックに行くと
「1カ月ピルを飲めば治まりますよ」とのこと。
「あんなに出血していたのに
ほんとに、それで治るか?」
と、やや疑問だったものの、
確かに言われた通りにピルを1カ月飲んだら
月経過多は治まった。

で、再び妊活を再開したのだけど、
一行にお子がやってくる気配がない。
その上、人生初のPMSを発症。
お子の代わりに、毎月
頭痛とイライラがやってくることになった。

明らかに生活に支障が出てきて、
2023年正月、婦人科に行くことを決意。

でも、1人目を出産し
2人目の掻爬手術を受けたクリニックは
圧倒的に妊婦さんが多く、
幸せムードプンプンだったので
行く気になれなかった。

Googleマップで探していると、
口コミの評価が高く
(医療機関で高いところはあまりない気がする)
婦人科メインっぽく、
漢方治療もしているクリニックを発見。
あと、一般不妊治療もしていたので
ついでに相談できていいかも
と思ったのが決め手になり、
探し当てた婦人科を受診した。

とりあえずPMSの漢方治療をしてもらい
掻爬手術から1年経った2023年3月に
「年齢も気になってきているのですが、
不妊検査とかした方がいいですかね…」
と切り出してみた。

すると「不妊治療の同意書、書いてきてね〜」
と渡され、あっさりと一般不妊治療が始まった。

だけどこの頃は、PMS治療のついでに
タイミングを見てもらっている感じで、
あんまり不妊治療という感覚はなかった。

フーナーテストもしたけど、問題なく
「テスト結果良好だし、
体外受精になると治療感が
かなり強くなるから、
もう少しこのままタイミング
見ていくので良いと思いますよ。
人工授精という手もあるけど、
フーナーテストの結果がいいと
治療成績が上がるわけではないから」
とのことで、タイミング療法を8周期行った。

ここの先生たちの判断には
全く疑問を持っていない。
むしろちゃんと目を見て話を聞いてくれるし
”さばかれてる”感が全然なく、
口コミ通り良い先生たちだったので、
絶対的な信頼を寄せている。

それに私自身も、
タイミングさえ見てもらえば
妊娠するだろうと思っていた。

だけど、それでも
お子が来る気配はなく、
気づけば、2人目の妊娠から
2年が経とうとしていた。

23年11月頃、
8回目のタイミングを見てもらった時、
婦人科の先生から、ついに
「どうしますか?」と話をもちかけられた。

医療機関発の情報を探している中で
「タイミング療法6回以降では
あまり成績が良くない」
という研究結果を見つけたので、
そろそろ考えないと、とは思っていた。

先生からの進言をきっかけに
夫と相談して「できることはやろう」
という結論に至り、
23年12月、不妊治療専門クリニックへの
転院を決めた。

この時から、ようやく
「不妊」というキーワードで
色々検索を始めた。

逆にこの時までは、
自分は不妊だと認識していなかったというか、
認めていなかったのだと思う。

ここに来てよくやく
不妊症改善や体質改善といったものに
目を向けるようになった。

運動をするようにしたり、
下半身の冷え対策
(そんなに冷やしているとは思っていなかったけど)
で、足に履くセーターを買ったり
火を使わないお灸を買って
ペタペタ貼ったりし始めた。
あとは、名前がいかにもで、
ずっと買いたくなかったけど
漢方薬局の薬剤師さんが
開発した薬膳茶も飲み始めた。

並行して、不妊治療専門クリニックで
初診を受け、検査を進めて今に至る。

検査を進めて、今分かっているのは
ビタミンD値が低いのと、
甲状腺値が高いこと。
甲状腺は更に高くなっていくようなら
内科治療が必要とのこと。
現状、この他に原因があるのかないのか
分からないけど……

もし、もっと前から体質改善とか
運動とかしていたら、もっと早い段階で
お子が来たかもしれない。
と、思ってしまう。
もちろん、結果は変わらなかった可能性も
十分にある。

でも、2人妊娠したことを錦の御旗のように掲げ、
自分は不妊ではない、と思い続けてきたことを
ちょっとだけ後悔している。

だから、不妊治療の第一歩は、
案外、自分が不妊症であるということを
受け入れることから始まるのかなと思った。



その3つの中で明らかに問題があるとすれば
間違いなく「運動」。
仕事はフリーのライターで、
ほぼ在宅ワークなので
圧倒的な運動不足を自覚はしていた。

あとは下半身が冷えないように
ヨガの先生がオススメしていた

仕事がストレスになっていることはなく、
あえて言うなら、ストレスは
子どもができないこと。
食事は、外食が多いわけでもなく
至って普通のそれなりにバランスも考えた
食事を作っている。
ただ、運動については、、、
完全に運動不足という自覚があった。

フリーライターになってから
Always在宅ワークになった。
そして、コロナ禍でオンライン取材が主流となり
取材のために外出することもほぼ皆無になった。
運動といえば、保育園送り迎えの
片道10分の徒歩くらい。

実は、運動不足だからPMSになったのでは?
と、うっすら感じてもいた。



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