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サイクルボール攻略ガイド【ふくいち編】

▼本記事について

サイクルボールのコース制作を担当した武内が1サイクリストとして記事を連載しました。サイクルボールのそれぞれのコース・地域を走ってみて感じた魅力や注意点などをお届けいたします。

▼ふくいちについて(福島)

「どこだそれ!?」
失礼ながら最初にエリアの報告を受けたときに受けた印象でした。
7つあるステージの中で、一番謎に包まれているのがこの「ふくいち」でしょう。

しかし、実際に行ってみると驚きの連続でした。

まず、思っていたよりも近い!
東京在住の私からすると、福島と聞くだけで遠くに感じてしまったのですが、なんと電車で約2時間弱。
(他のステージでいうとハマイチと同じくらい)
ぐっとハードルが下がった瞬間でしたね。

そして、豊富な観光要素
なんといっても目玉は、西欧の景色と評判の「浄土平」ですが、
他にも
〇個性豊かな温泉地
・飯坂温泉(趣のある温泉街)
・岳温泉(スキー場の麓でリゾート感)
・高湯温泉(白濁のお湯)
・土湯温泉(とにかくこけし)
(私は全部周りました、仕事です)

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※岳温泉付近のスキー場の写真
ふくいちが「11月中旬まで」、となっているのはルートが冬季閉鎖されてしまうからなんです…
〇豊富な果物
・もも
・さくらんぼ
・りんご(関東人の私からするとこれが新鮮でした)
などなどサイクリング以外にも楽しめる要素が満載で、プライベートでまた訪れたくなる地域でしたね。

▼走行上でのポイント

ここからは実際に走った中で、特にポイントと感じた部分をご紹介します

詳細なルートはRide with GPSにで確認!



「ふくいち」攻略に重要なポイントは大きく2点!
1 浄土平ビジターセンターまでの登り
  スタート後、約43kmもの区間で主に登りが続きます。
  この区間は大きく3セクションに分けて走りましょう!

〇第一セクション:ふくしまスカイパークまで(約9km地点)
 勾配はきつい区間が続きますが、交通量が少ないためストレスなく走行することができます。後に備えて、ゆったりとアップをするような感覚がベストです!※次の登りまでに約4kmの下り区間が入ります!

〇第二セクション:高湯温泉観光協会まで(約26km地点)
 「ふくいち」の中で一番勾配のキツイ区間です。第2スポットである「高湯温泉観光協会」へ近づくにつれて勾配が上がっていきます。10%を超える区間も出てき始めれば、苦しいですがスポットが近い証です!

〇第三セクション:不動橋まで(約34km地点)
  勾配は落ち着きますが、九十九折が続く区間です。カーブ明けなど見通しがあまりよくないので、車両には十分注意が必要です。地元の方の間では、ここがゴールと言われてるほどのポイントで、ここまでくれば頂上まで10kmと距離はありますが勾配は徐々に緩んできます。
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最高の絶景(浄土平ビジターセンター)はすぐそこです!

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2 東北サファリパーク(72km地点)までの下り
  
絶景の浄土平を眺めた後、登った標高を一気に駆け下りていきます。途中立ち寄るスポットも含めて40km以上下り区間が続きます。登り切ったばかりで疲れている部分はありますが、安全に下りをこなすことが大変重要です!

▼写真のように脇から緑が大きくはみ出している区間もあり、幅員が半分になってしまっている区間もあります。十分注意して走行してください!

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▼武内が「ふくいち」を走ってみて

体力的にはハードですが、精神的には楽しいコースでした!
確かにスタートから浄土平までの40kmの登りは厳しいものですが、
・その先には最高のご褒美(絶景)が待っている
・ここさえ終われば後は楽!
 (実際は少しアップダウンがありますが…)
ということもあり、ゴールまで楽しく走れる時間が長かったですね。

立ち寄りスポットも個性的な魅力があるところが揃っており、
前評判が無かっただけに、一番期待値を超えてくれたコースでした。
他のステージと比較すると走ったことがある方はあまり多くないと思います。ぜひ、この機会に訪れてみてください!

▼「ふくいち」へのアクセス&周辺情報

△コンビニ・自転車店など補給スポット

〇電車でのアクセス
・東京駅から約2時間
東京駅⇒(東北新幹線:約90分)⇒福島駅⇒(福島交通飯坂線:約30分)⇒飯坂温泉駅

〇車でのアクセス
・東京から約4時間
東京(東北自動車道:約300km)⇒福島飯坂IC(東北自動車道:約4km)
⇒飯坂温泉
・仙台から約1時間
仙台(東北自動車道:約75km)⇒福島飯坂IC(東北自動車道:約4km)
⇒飯坂温泉

▼「ふくいち」のススメ

スタート前・走行中の立ち寄り・ゴール後など
ふくいちコース+@の楽しみ方をご紹介します!

〇飯坂温泉(スタート地点からすぐ)

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発着が温泉地のこのコースで温泉を紹介しないわけにはいきません
・鯖湖湯
 
飯坂温泉のシンボルともいえる趣のある共同浴場
 元々は日本最古の木造建築共同浴場として親しまれていました。

・松島屋旅館
スタート地点からほど近い温泉旅館です。オーナーが自転車乗りであることや館内にサイクルラックが設置されていることなど、サイクリストウェルカム要素がばっちりで、前泊・後泊におススメです!

〇ご飯
・円盤餃子(餃子 照井 飯坂本店)

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福島の名物と言われる円盤餃子。揚げ餃子ではあるのですが、不思議とパクパク止まらなくなってしまうボリュームが特徴的です。
なんと地元の方は、各々のマイトッピングを持っているようで
・七味醤油
・酢胡椒
・ケチャップ
もうなんでもありですね…

〇ささき牧場カフェ

こだわりの牛乳でつくる絶品ソフトクリーム
ヒルクライムのご褒美として地元サイクリスト御用達のスポットです。

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〇あづま果樹園

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こちらは「ふくいち」コースの最後のスポットになっているのですが、どうしても改めてご紹介したく掲載しました。
なぜか・・・
なんと「ふくいち」を走ってこちらのスポットへチェックインすると
季節の果物プレゼントですよ!!!
そんなことあります!?

営業時間が17時までなので、頑張ってこの時間を目指してください!

▼ふくいちをReliveで見る


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中の人 武内
ルーツ・スポーツ・ジャパン入社2年目
日本サイクリング協会公認サイクリングガイド(最年少)
全国行脚のはてに、累計320のサイクリングコースをつくって専用アプリ「ツール・ド」に掲載







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