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サイクルボール攻略ガイド【富士いち編】

▼本記事について

サイクルボールのコース制作を担当した武内が1サイクリストとして記事を連載しました。サイクルボールのそれぞれのコース・地域を走ってみて感じた魅力や注意点などをお届けいたします。

▼富士いちについて

日本のシンボル富士山をぐるっと1周
自転車を始める前は富士山の周りをまわるなんて考えもしませんでしたが、以外にも周れてしまう距離なんですよね。これまで何度も回りましたが、360°違う表情を見せてくれる富士山がありました。

また、違うのは富士山だけではなく周囲の環境も大きく異なります。
東西南北でざっくり分けると
東:山中湖・忍野八海などの観光地もあり、籠坂峠など走れるスポットも
北:河口湖周辺をはじめとする最も賑わいのあるエリア
西:朝霧高原などの雄大な景観が広がる
南:激しいアップダウンとこどもの国・サファリパークなどのスポット

面白いくらい景観が変わってきますね。

アクセスが良いことや富士山、富士五湖と観光でにぎわいを見せていることからも交通量が他のエリアに比べて多く、その点は注意が必要です。
加えて、山の周辺を走行することから天気の急変なども起こりやすく、走行前の確認や走行中に対応できる準備もしておくといいでしょう。
もちろん、晴れた時の富士山は絶景なのでカメラの準備も忘れなく!

▼走行上でのポイント

ここからは実際に走った中で、特にポイントと感じた部分をご紹介します

詳細なルートはRide with GPSにで確認!

富士いちのコースはわかりやすく2度の大きな登り区間があります。

1)籠坂峠
スタート直後から続く約20kmの登り区間。
麓にある立ち寄りスポット「道の駅すばしり」までくればあと6km
5%前後の斜度がつづく、オリンピックのロードレースにも採用されている峠です。
登った後の標高が約1000m前後となることから、季節によっては防寒対策があるといいでしょう。(1000m登ると6℃気温は下がるとされています)

2)こどもの国まで(117km地点)
正確にはこどもの国から3kmほど過ぎたところが頂上となるこの区間。
朝霧高原での下り区間を終えてから、「〇〇峠」などの名前こそ無いものの、標高を400m以上登る区間となります。終盤で疲労していることを考慮すると
「もう一度籠坂峠を登る」くらいに思っていた方がいいかもしれません。
さらに、交通量も一定数あることを踏まえると、最後の踏ん張りどころと言えるでしょう。

大きな登り区間はこの2つですが、ここ以外にも
・河口湖~西湖
・鳴沢氷穴~朝霧高原
など勢いでは行き切れない登りが随所にあります。

▼武内が「富士いち」を走ってみて

変化の激しいコース
このコースを走行していて唯一変わらないのは左側に富士山があることというくらい、エリアによって変化が激しいコースです。

エリアごとのイメージは冒頭に記載した通りですが、走行の流れは
1)御殿場出発後、籠坂峠までひたすら登り
2)山中湖まで下って、河口湖までは観光ゾーンで交通量が多い
3)西湖に入ると一気に静かに、風穴・氷穴に入りたいけどビンディング…
4)雄大な朝霧高原。下りが気持ちいい「あっ!牛だ!!」
5)最後ずっと登りだ。。。
環境変化の回数で言うとサイクルボールのコースナンバーワンですね。

アップダウンの区間と平坦な区間がはっきりしているので、
頑張って、休んで、頑張って、休んで
としっかり目に回復する時間があります。なので、数字の割には頑張れてしまうコースでもあります。

また、コースを通して標高が高いので夏場は他の地域よりも涼しいですが、
冬場は当然寒いので注意が必要です。長い下り区間もあるので、長指のグローブなど防寒装備は必須になってきます。

▼「富士いち」へのアクセス&周辺情報

△コンビニ・自転車店など補給スポット

〇電車でのアクセス

・東京駅から約130分
東京駅⇒(JR東海道本線:約75分)⇒国府津駅⇒(JR御殿場線:約50分)⇒御殿場駅
・静岡駅から約100分
静岡駅⇒(JR東海道本線:約60分)⇒沼津駅⇒(JR御殿場線:約40分)⇒御殿場駅

〇車でのアクセス
・東京方面より
東京IC⇒(東名高速道路)⇒御殿場IC より約80分
・静岡方面より
静岡IC⇒(東名高速道路)⇒御殿場IC より約60分

▼「富士いち」のススメ

〇歩成(ほうとう)
山梨の地元食材にこだわった名物のほうとう。
河口湖にある店舗は、目の前が富士山という絶好のロケーションに位置しています。寒い冬場には特に体に染みわたる一品です。

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〇西湖いやしの里根場

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かつて日本一美しいと言われていた茅葺集落と言われていた集落を再現したスポット。富士山のエリアでは一風を画した雰囲気が広がっています。中では、郷土品を購入したり食事をすることはもちろん、様々な体験をすることができます。

〇時之栖
御殿場に広がる温泉・宿泊・レストラン・各種運動施設が揃う統合方リゾートホテル
近隣にはMTBパークもあり、富士いちとは異なる自転車の楽しみ方をすることもできます!

▼富士いちをReliveで見る

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サイクルボール -日本7大1周制覇の旅-
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中の人 武内
ルーツ・スポーツ・ジャパン入社2年目
日本サイクリング協会公認サイクリングガイド(最年少)
全国行脚のはてに、累計320のサイクリングコースをつくって専用アプリ「ツール・ド」に掲載


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