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小5~小6までのこと



小学生(小5)

小5の時、Aさんと隣の席になる。
お昼に空腹でお腹がキュルルルと鳴り、Aさんにクスクスと笑われた。
とあるテストの時、Aさんと同じ点数だった。
そのことを先生が生徒の前で言った。
そしてAさんと自分が間違えた箇所も全く同じだった。
先生はどちらかがカンニングをしたと思い、皆に伝えたのだろう。
Aさんは中学受験を目指している子だった。けど、自分はカンニングなんてしていない。だから堂々としていた。

小学生(小6)

小6のクラスは給食時間にTVで「笑っていいとも」を見たり、席が毎日自分たちで好きな所に座っていいという、自由なスタイルだった。
元々、今でいう陰キャで友達が少ない方だったから、時々困りもしたが、
それでも何とかなっていた。
初めて同じクラスになったBさんも隣に座ってくれた。

ある日、AさんとBさんが隣同士の席になった。
AさんがBさんに「とうみょうさんキラーイ」という声が聞こえ、
AさんがBさんに私の悪口を言っていた。
それ以降、Bさんは私のことを避けるようになっていった。悲しかった。

女子特有の他のグループに所属することもできず、いつも一人で座ることが多くなっていた。休憩時間がとてつもなく長く感じた。
どうせ今日も一人席だから…とわざと遅刻して登校するようになっていた。
先生も私が孤立しているのを気づいているようだったが、海外の日本人学校への赴任が決まり、見て見ぬふりをしていた。

しばらくして、家が区画整理で隣の校区へ転居し、中学校から転校することが決まった。
「あと少しでこんな生活ともオサラバだから」と自分へ言い聞かせ、我慢して学校へ通い、何とか小学校生活を終え、卒業した。


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