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NOと言える人になる

私は人に何かを頼まれると、断れない性質(たち)だ。

いつでもそうだった。なぜかというと、断る理由が特にないから。理由があれば断れる。例えば掃除当番とか、コンサートとか役員会とか。シフトに入れる人が少ない年末年始のバイトや、賃金が安いバイトも勉強になるからと快諾し、助っ人稼業的にいろいろな仕事を楽しんでいた。

大失敗

ところが2,3年前、初めてあのお願いは断ればよかった…と「後悔」したことがある。反省ではなく後悔。それまでは、頼まれたことを引き受けるのはいいことだと思っていた。ところが結構なことをやらかしてしまった。

いちかばちかで引き受けてしまった

それは車の運転。ペーパードライバー歴何十年と知ってて頼むとは。他に誰も居なくてどうにも仕方なかったとのことで、超超おねがいされて引き受けてしまった。詳しくは割愛るが、休日午後から始まったドライブは途中までは良かった。
しかし。
最後の最後、真暗闇の中バックした時、後部をゴツンとぶつけてしまった。(>.<)! その時はすでに夜だったこともあり、とにかく車両は持ち主に返し、用件は済んだので帰宅した。

ところが翌朝、傷が酷いと怒りのメールが届いた。私も気になっていたので一も二もなく平あやまり。当然、修理費を出す提案はしたが、車両保険に加入していないとのことで意味がなかった。メール着信音が鳴りっぱなしのスマホをみるのが怖い。まさしく文句の連打で…。コンビニで入れるワンディ保険もある時代なのに、その日は1ミリも思いつかなかった。(しかし人身事故でなくて本当に良かった。)

責任は誰が取るのか/取れるのか

このあとの気まずさよ…。双方後味が悪くて、実にいや~な気持ちになってしまった。あれほど拝み倒されて引き受けた結果、怒られまくった。やはりお断りすればよかったですねと言い返すこともできなかった自分。しかし警察のお世話にならなくて本当に本当に良かったよ…。今思っても冷や汗。

今後の対策は

今後の対策は、技能が不足しているならそれを身に付ける(今回の件だと運転技術)。勉強不足ならその関係の本を読み、勉強して知識をつけていくなど、足りない部分を補っていくことが必須。人から何か依頼された時、悪いから…とか、大変だろうし…など、相手の感情に巻き込まれてはいけない。
ここも大事!

しつこいけど自損事故でよかった。

NOと言えないとだめ!

断り下手な人は、なんとかして引き受けてあげよう、としてしまう。
逆に、ムリ!と即座に判断できるものもあるはず(例えば借金とか?)。

どんな人でも、うまくいくかどうか読めない時や、未知の時・あやふやな時は、その頼まれごとを引き受けるか悩むと思う。その時はマイルールとしての条件を提案できるように準備しておく。
「ちょっとでも悩んだ時は全て断る」でもいい。その場で引き受けず一度預かる。質問をまとめてメールする等、何かルールを作っておく。即答は避ける。
この時は、相手は断らせないためにか、自宅近くのスーパーまで来ていたのです!でも断るべきでした。

やっぱり、断る勇気をもつのが一番

この時に必要だったことは、技術でもなんでもなく、断る勇気だった。断る勇気。これ。これにつきる。

あくまでも、この時の、私の場合です。
心の事故は闇深い。


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