見出し画像

母に対して望むこと

母はなぜ結婚したのだろう? いや、母はなぜ父と結婚したのだろう? どう考えてもそのに母が望む生活があったとは思えない。ここで何がしたかったのか? それとも、父と一緒にいることだけを考えて結婚した? 自分のこれまでの生活を捨ててまで? こういうのを若気の至りというのか、ただのバカというのかどっちだ?

何度考えても、母の望む生活はここにはなかったし、ただ不満を言い続けるだけでここでの生活は終わってしまった。本当にそれでよかったのか? もっと早くに見切りをつけるとか、ここでの生活を続けるなら今目の前の生活を変えていくしかなかっただろう。不満を言い続け、誰かに改善を求めてもその声はただ虚しく響いていただけだ。そもそも、改善を求めるなら不満ではなくお願いをしないと聞いてもらえるわけがない。相手も人間なのだ。どうしたかったんだ、母よ。

だいたい、母の性格では誰かと一緒に幸せにというのは難しい気がする。少なくとも、まずは母が幸せにならないと周りのことなんて考えられないのではないか。だとすれば、母が一番にしなければならなかったのは自分が幸せになること。虚しく不満を声高に叫んでも何も解決なんてしない。「子どもの〜」「周りの〜」なんて考えなくていい。そんなところまで考えられるほどのキャパがあなたにないことぐらい、子どもの私でも気づいていたわ。

もっと自由でいて欲しかったな。もっと幸せに生きていて欲しかったな。(そして、子どもに不満をぶつけて痛めつけるな。)母に望むことはそのくらいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?