見出し画像

【投機の流儀】米中の覇権争いにおいて、米国の最終目的は中国のJapanification(日本化)である

第1部;当面の市況

(1)市況コメント

先週末の米国市場は、NYダウは反落し、33507ドル前日比158安(0.4%)、一方ナスダック指数は小幅だが3日続伸、13219ポイント前日比17高(0.1%)となった。

月末・四半期末で機関投資家のリバランス売りが重しとなる中、米国市場は取引開始後には大きく上昇したが、米連邦議会下院で共和党幹部が提案したつなぎ予算案を可決できなかったと伝わり、上げ幅を縮小し、ダウはマイナス圏に沈んだ(毎年出る予算案の可否は与野党の政治駆け引きであり、必ず落ち着くものだ。官公庁の機能が一時停止してしまう時もあり「財政のガケ」と騒がれたが問題ない)。

夜間取引での日経先物は31800円と、週末現物値(31857円)より60円程度安い水準で取引を終えている。夜間市場では32120円まで上昇する場面もあったが、米国市場と共に値を消した。

ここから先は

16,418字

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?