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【投機の流儀】過剰流動性の力

はじめに
週明けは保合程度で始まろう。日経平均は先週末は勢いづいたが、気が付けば、①1月14日のコロナ後2万8890円の最高値に200円幅で迫るところという因縁場、②海外勢の目から見れば日経平均はドル換算で「2世紀を跨ぐ因縁場」、③騰落レシオも25日線との乖離(2%)も「適温」程度の保合志向、➃12日(金)のSQ日(メジャーSQ日ではないが)に向けた建玉整理、⑤NYは2万9000ドル大台寸前での持ち高調整、➅NY個人投資家の共闘組織の市場攪乱の再発の可能性、等々、一方、過剰流動性は治まらず、と言った綱引き状態、結局は保合、ということになろう。

第1部 当面の市況

(1)国内個人も海外勢も買い越し。末期に近いのか?これからか?
12日(金)のSQ日に向かって売り方の踏み上げを含む高値波乱の場面があっても自然であるが、未だ騰落レシオはたいした値ではないし25日線との乖離も危険区域ではないが、市場は低位株にまで回ってきたから、その局面を見れば末期的現象も出ては来てはいる。が、なにしろ、過剰流動性はコロナ禍がある限り治まらない。
1月末の2日間で1,000円弱を下落したが、2月に入って3日連騰でその分を一旦取り戻して一日だけ「敬意を表して」休んだが、なお上に上伸した。

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