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【投機の流儀】米地銀の経営不安は止まらない。

第1部;当面の市況

(1)連休中の海外市場の動向

日本市場が休場の間、米国市場では米地銀急落で下落基調が続いたが、週末に米地銀株が急反発し、加えて注目されたアップルの好決算も投資家心理を好転させ、週末でそれまでの下落を帳消しにした。尚、ナスダック指数、ドイツDAXは戻り高値を更新している。

週末に大きく切り返す動きは、週末特有のショートカバー(空売りの買戻し)の動きと捉えられる。特に投機筋のSP500先物のポジションはネットで売残過多に傾いており、需給面では下げたら買戻ししたいポジションが多く控えている。

祝日期間中も取引されている日経先物は29070円と、5月2日終値(29157円)に比べ、90円程度安い水準で取引を終えている。一時、5月4日23時30分頃には28560円まで下落し、下げ幅600円の場面もあったが、大きく切り返している。

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