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【投機の流儀】日本の衰退の一部に知的後退、論文数の激減

第1部 当面の市況

(1)−1:市況コメント

先週末の米国市場ではシリコンバレー銀行破綻による金融不安への警戒が続き、NYダウは3万1909ドル前日比345(1.0%)安、ナスダック指数は1万1138ポイントで前日比199(1.7%)安となった。
20−21日にFOMCを控える中で、今回の金融不安がFRBの引き締め姿勢にどのように影響するか注目される。

日経平均株価は、3月7日の満月、そして3月10日メジャーSQの最終売買日となる前日の9日(木)に向けて、先物・オプションの売方が買戻しで踏み上げさせられる相場展開となった。
しかし、買戻し圧力がなくなった翌日は下放れの大陰線となり、日経平均株価の日足ローソク足では「捨て子線」で目先の相場転換を示唆している。引き続き、日経平均株価では、概ね上限28500−下限25500円のレンジ相場の範疇にある。

尚、CME日経先物は27510円。日経先物は3月配当落ち分を引いた価格で取引されている。3月29日(水)が権利付き最終日となり、翌30日(木)の権利落ち分は、日経平均で252円程度、TOPIXでは23Pとされる。
配当落ち分を考慮すれば、週末現物値(28143円)より380円程度の下落で取引を終えている。

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