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【投機の流儀】日本は、ドル建てのGDPはドイツと並んで世界4位になってしまった

【今週の目次】
第1部 当面の市況

(1)買い場探し――週明けは安く始まろう
(2)財務省・日銀は単独で市場介入
(3)株式市場では年初来安値が3ヶ月ぶりに多く出た→超目先的な相場の反転は近い
(4)40年ぶりの円安
(5)7月の貿易赤字は1.4兆円に膨らみ、月次ペースとしては歴代7番目の大幅赤字
(6)岸田内閣の支持率凋落が加速している
(7)岸田内閣支持、発足後最低支持率43%
(8)インフレファイターを名乗って出たパウエル議長
(9)中ロの首脳会談は成功しなかった
(10)短期的な流れの「CPIショック」と長期的な流れ――循環的な流れの必然性の法則を見ると同時に歴史的な流れの地政学や通貨の国際性という原理の必然性も見ていかなければならない
第2部 中長期の見方
(1)日本の「クリーピンインフレ(忍び寄るインフレ)」とアメリカの「劇的インフレ」
(2)日中関係は我が国の経済・株価動向に極めて重要だ
(3)日本は、ドル建てのGDPはドイツと並んで世界4位になってしまった
(4)「新しい資本主義」について
(5)景気の長期波動について
(6)中長期の見方:「アナリスト予想の落とし穴」
(7)成長と循環との結合について
(8)今流行の「パーパス経営」、今後も流行るであろう
第3部 読者との交信蘭
読者H様との交信

第1部 当面の市況

(1)買い場探し――週明けは安く始まろう
先週末の米国市場では、NYダウは終値2万9590ドル前日比486(1.6%)安、ついに3万ドルを割り込んだ。ナスダック指数は1万0867ポイント前日比198(1.8%)安となった。

尚、CME日経先物は2万6410円。日経先物は9月の配当落ち分を引いた価格で取引されている。9月28日(水)が権利落ち最終日となり、翌29日(木)の権利落ち分は、日経平均で224円程度、TOPIXでは19ポイント程度とされる。
配当落ち分を考慮すれば、22日終値から約500円下落で取引を終えている。

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