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【投機の流儀】米株に比べて日本株は…

第1部 当面の市況

はじめに
米で経済対策が議会を通らないだろうから11月3日の大統領選に向かって波乱
含みの膠着状態が続くであろう。週末は米FOMCが済んで、米ハイテク株売り、日本
株に分散のためか海外資金の買いが入った。
ために、4連休前の「手控え」と「様子見」の日にしては週末は下値は堅かったが週末のNYは安く、日経先物も安い。が、4連休の間に何があるかわからないので週初の出だしは分からないとしよう

(1)企業業績――証券大手3社の業績予想
「活況のメド」とされる売買代金の2兆円を連日上回っている。
ところで、株価の基本構成となる企業業績は、20年度決算は減益だということは本稿でもコロナ前から述べてきたし市場でも通念となっていたが大幅に下方修正されてきた。従来は野村微増、大和▼9.5%、日興▼5.9%だとしてきたが、9月更新では全体では16~23%減益とした。
野村+0.2→▼19.5%、
大和▼9.5%→▼22.6%、日興5.9%→▼16.0%とした。
本稿で昨年末位のコロナ前から述べてきた関心事は21年度の決算〈22年3月期〉であった。

これが、上方修正されてきた。
野村;25.7%→49.1%
大和;31.4%→47.2%
日興;29.5%→40.6%

業種別の主な下方修正で目を引くのは、自動車だ。
野村は▼52.0%としていること反対に大和は+25.4%の上方修正である。

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