【投機の流儀】野村證券の大損と「ファミリーオフィス」
第1部 当面の市況
(1)4月と言う月――半年ぶりの月足陰線、「ワクチン最後進国日本株」の運命と次の次は河野太郎か(1)4月と言う月――半年ぶりの月足陰線、「ワクチン最後進国日本株」の運命と次の次は河野太郎か
月末・兼・週末は、25日線を2%割り込んで終わった。この程度なら「売
られすぎ」の乖離ではない。週明けのNYは小安く始まる程度だろうが、もし何事かあってNY安となれば連休明けの日本株は下がるところへ来ている。
4月は6カ月ぶりの月足陰線だった。が、「ワクチン後進国の日本株」「ワクチン敗戦国の日本株」としては内需の落ち込み警戒して小売りや運輸が下げた。しかし頑張った方だろう。コロナ後の回復はワクチン普及と比例的だとすれば日本株は割安ではない、と言える。
第2次大戦の後の「2度目の敗戦」は90年から2003年春までの不良債権未解決のための長期停滞であって「失われた13年」だったが、今回は、今は話題になってないが「コロナ敗戦国」として「第3の敗戦」とでも言われてもやむを得ない。
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