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【投機の流儀】「2023年、目覚めよ『万年割安株』」

第1部 当面の市況

(1)市況コメント
週末は大幅高で、売買金額も3.2兆円で活況相場、移動平均は25日線を優に超えた。ボックス相場に入って以降で、初めての12月15日以降の高値抜けとなった。カラ売り玉が久しぶりに1兆円溜まったところへ、中国景気回復期待が根強く出た形になった。
日本の輸出顧客としては一番である中国のコロナからの景気回復を経済統計の発表を契機として、中国関連株が上昇した。
国内需要面でも、国内の2月のユニクロ既存店の売上高の伸びを好感して、ファストリ1銘柄で日経平均を100円上げた。
先週末の米国市場では主にハイテク株が続伸し、NYダウは3万3390ドル前日比387(1.1%)高、ナスダック指数は1万1689ポイントで前日比226(1.9%)高となった。
2月以降のNYダウ・ナスダック・SP500の主要3指数は調整基調で、チャート上では200日移動平均線水準まで調整していたが、そのタイミングでアトランタ連銀のボスティック総裁が21~22日のFOMCで「0.25%の利上げに断固賛成する」と言及している。
大統領選挙の前年にあたる2023年相場で、FRBが株式相場を壊さないようにコントロールし、2022年の弱気相場入り以降に上値抵抗線となっていた200日MAが「抵抗線」から「支持線」となり、調整の深押しは回避された。
尚、CME日経平均先物は28215円と、週末現物値より300円程度の上昇である。

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