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【投機の流儀】ファンドマネージャーの「買わざるリスク、持たざる恐怖」

【今週号の目次】
第1部 当面の市況
(1)先週の場味
(2)信用取引の買い残が2週間ぶりに増加
(3)グロース株に対するバリュー株
(4)グロース株(成長株)とバリュー株(資産価値重視)とで選手交替の可能性
(5)景気ウォッチャー指数、内閣府が11日発表
(6)昨年1月高値と10月高値との(今のところは)Wトップの天井は日本史上最高値とその後の最安値との概ね半値戻りのレベルだ
(7)8日にピークを迎えた上場企業の決算発表とVIX
(8)11月第1週、日経平均541円高に対し、売りにまわる国内年金と個人資金
(9)海外勢の株式買い越しが続いた

第2部 中長期の見方
(1)金利と株価と企業決算がバラバラに動いているという米国市場
(2)ファンドマネージャーの「買わざるリスク、持たざる恐怖」
(3)政局の話し
(4)2020年前半から景気息切れリスク
(5)昨年2018年という年は特殊な年だった─「ほど良い大団円」だった

第3部 長期の見方
(1)長期の景気から読み解く
1:プロのファンドマネージャーK氏の言い分
2:嶋中雄二氏(景気循環学会副会長・三菱UFJモルガンスタンレー参与)
3:経済学者の田原昭四教授の説(景気循環学会元副会長・元経企庁景気統計課長)
4:サマーズ氏(元米財務長官。ハーバード大学教授)
5:故篠原三代平教授(文化勲章受章者・景気循環学会名誉会長・一橋大学名誉教授)
(2)景気循環を、そのサイクルから読み解く

第4部 「ベルリンの壁」から満30年にして思うこと
(1)先週週初に思う「ベルリンの壁から30年」
(2)「ベルリンの壁」から満30年を迎えた11月9日、この続き


第1部 当面の市況

(1)先週の場味
週末のCME日経先物は23370円と、現物引け値より僅かに高いところであり、NYダウは初めて2万8000ドル台に乗せ、3指数とも史上最高値を更新、米中協議への楽観が株価を押し上げている。米中貿易の合意期待が高まり海外投資家が株価指数先物に買いを入れた。

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