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【投機の流儀】グロース株だけが迎えた青春期相場の行方

第1部 当面の市況

(1)先週末は3ヶ月に1度のメジャーSQ値の日であったが・・・・
週明けは、やや強含みで始まろう。週末は3ヶ月に一度のメジャーSQ日だったが内需株買いで強かった

NY安に連動して終末の朝は安く始まって、「あわや『幻のSQ』か」と思える場面もあったが、徐々に強張り、SQ値はクリアして終末を終えた。売買金額も「活況の目途」とされる「2兆円」を連日超えた。(SQ値をクリアしないと波乱含みなるというジンクスがある)。ハイテク・グロース株の調整色が強まり物色対象が変わって、内需や業績回復顕著株に移った。こういう循環買いが見えるということは相場は本質的には強いと見なければならない。
景気敏感株の代表たる日本郵船が1週間で14%上昇し3月安値から7割弱も上がった(1100円→1850円)。
3月安値とは、本稿で「昨年から現金で持とうと呼びかけてきたのは、この日のため」と3月15日号で初めて檄を飛ばした前後である。日経平均は。コロナ前の高値を抜いて今年高値にあと数十円までに迫った。
NY株との連動が薄まってきた。(日経平均値÷NYダウ)の値をND倍率と言っているが、その値が8月末の0.85から先週は0.8に縮小した。現に、NY安かった日でも日経平均は高いという日が目立った。

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