【投機の流儀】日本の「稼ぐ力」は衰えていない
第1部;当面の市況
(1) 市況コメント
先週末の米国市場では、NYダウは10日続伸し35227ドル、ただ上げ幅は2ドル高と小幅にとどまっている。ナスダック指数は続落し、14032ポイント前日比30(0.2%)安となった。
今週はFOMC(7/25・26)、ECB(7/27)、日銀会合(7/27・28)が開催される中銀ウィークとなる中、既に先週末の東京市場終了後には「イールドカーブコントロール(YCC)修正に緊急性はない」との関係者の話が伝わった。日銀の大規模緩和策維持の見通しを受け、ドル円は141円80銭台の円安に振れ、夜間取引での日経先物の終値は32700円と、週末現物値(32304円)より400円程度高い水準で取引を終えた。
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