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【投機の流儀】この異常事態に今の位置に張り付いている日経平均は「異常」だ――今はバブル相場の一種だといえる
第1部 当面の市況
(1)海外勢の10ヶ月ぶりの買い越しと「安倍一強」の揺らぎの中での閑散
史上健在の目途とされる「2兆円」を5日連続で割り込んだ。無相場閑散が続いた。先週は「閑散に売りなし」の言い伝えの通り無相場だった。
この中で海外勢が昨年10月以来、10カ月ぶりに約1兆円を買い越して来た。(東証発表)。18日にS&P500種が史上最高値を示現する中で日経平均は2万3000円を挟んだ薄商い、これを「割安」「出遅れ」と見たのであろう。
11月3日の米大統領選挙は既定の路線だがトランプかバイデンかの問題がある。一方、日本は民主党時代の政治不作為期間を招いて「1年ごとに首相が変わる」という政治不安定時代が3人の総理によって3年続いた。「阿部一強」の揺らぎの中、この恐れが市場の誰にもある。
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