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【投機の流儀 セレクション】待ち受けていた「調整」に入ると、「下値限界」はどこかが騒がしくなる。

今年は大発会1月4日が、今のところ今年最安値(25716円)であり、7月初旬がいまのところ今年度最高値(33753円)であるが、これは6月19日の高値と正確に「ツラ合わせ」であり、このまま弱含めば、一旦はダブルトップを形成する。

アメリカの独立記念日含めて、米国休場のここ一両日が日本市場の相場の強さが試される時となるだろう。状況次第では6月19日と7月6日の高値をもって、一旦はダブルトップを形成した。

今のうちにお伝えしておきたい。
調整(下げ相場か)に入ると、下値限界を当てっこしたがる。

1:2年4カ月続いたレンジ相場の真ん中(27500円)からの上げ幅(約6000円幅)の「3分の1押し(31700円)」

2:「黄金分割比の小なる方38%押し(31400円)」

3:「半値押し30750円」、「半値押しは全値押し」の言い伝えは根拠なし。

4:「黄金分割の大なる方62%押し(29980円)、ここで大衆相手のNHKなどが「心理的節目の3万円を割り込んだ」とテレビで言いまくる。一部のストラテジストが「コロナ後の相場の終焉」と囃す。ここがあれば、絶好の仕込み場であろう。

【今週号の目次】
第1部;当面の市況
(1)市況コメント
(2)6月はこんな月だった─10年ぶりに生じた6ヶ月連続高、史上初の月間2000円幅上昇が2ヶ月連続
(3)海外勢が景気回復に期待、日本株6.1兆円買い越し
(4)「二日新甫は荒れる」「七夕天井・天神底」 
(5)国内投信流入超、2週間連続
(6)待ち受けていた「調整」に入ると、「下値限界」はどこかが騒がしくなる。
(7)「株価が上がらない方が不自然だ」
(8)日銀内田副総裁、バランスを重視した金利操作修正「市場に配慮」と。
(9)日銀の長短金利の操作が7月修正か?
(10)日銀に対する海外投資家の関心は大きい。
(11)ETFの分配金捻出で1兆円の売りを警戒

第2部;中長期の見方
(1)日本株は欧米に比べて割安か?
(2)「日本経済の大底を買う相場」と見れば、海外からはこう見える。
(3)相対的に高まる日本株
(4)デフレ構造不況脱却への道が見えてきたか?
(5)平行線をたどる日本衰退論
(6)トルコのエルドアン大統領の前途は茨の道だ。
(7)一方的に円安が進むことへの疑義
(8)原子力発電と電力株
(9)3月下旬の「動画」で「大勢下限を買い始める準備をしよう」と呼びかけた。その意図は下記のようなものだった。
(10)巨体GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のリバランス売りはあるか?
(11)日銀短観の景況感について追加
(12)路線価格は、全国25都道府県で上昇した。
(13)従来の歴史的経緯と異なった動きをとり、米は景気後退を回避できる可能性もある。
(14)中国経済の失速は間違いない。
(15)「分配と成長の好循環」=賃上げと消費増でGDP増やす。
(16)低PBR株について
(17)映画や「ゴルゴ13」などでも知られているロシアの特殊秘密部隊であるスペツナズが壊滅的な打撃を受けた。
(18)日銀のETF買いの含み益20兆円─これの処分に悩む日銀
(19)中東から始まったアメリカ外交力の落日

第3部;読者との交信蘭
筆者の回答に対するH様からの便り(6月30日受信)

【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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『投資で勝ち続ける賢者の習慣』
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