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【投機の流儀】最近の市況から学ぶこと――まるで教科書どおりの「好材料出尽しの売り」の海運大手3社の動きと、これまた教科書通りの「好材料発表後に連騰」したマザーズ大手

第1部 当面の市況

(1)当面の市況
先週末の米国市場では、NYダウ終値は36100ドル(+0.5%)と4営業日ぶりの反発となった。CME日経先物は29760円で週末現物値より150円程度高い水準で取引を終えている。
尚、米国ADR市場では通期の上方修正と自社株買いを発表した8316三井住友FGが4%の大幅高となっている。

週末は、政府の経済対策の具体案が逐次発表されて政策への期待感から久しぶりに332円高を演じ売買金額も3兆円弱になった。3.5兆円以上にならねばホンモノの上げ相場とは言いにくいが、目覚ましい好決算が続いているから、景気動向指数の一致指標が3ヶ月連続マイナスになっていることは吹き飛んでしまった感がある。

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