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【投機の流儀 セレクション】日銀はやはりETFを買った

月曜日に一瞬1,100円下がった時に前場でTOPIXが2.5%下がった。その日に後場で日銀はETFを買った。日銀がETF買いをやめてTOPIX型に切り替えてから日経平均は不安定な動きになった。今までは前場でTOPIXが0.5%下がれば後場でETFを買うということは常道となっていたがそれをやめたために日経平均は不安定になった。ところが、前場でTOPIXが2.5%下がった時に後場で日銀がETFを買ったということは「TOPIXが2%以上下がれば日銀はETFを買うのか?」という見通しがを生みつつあるかもしれない。結果はまた新たな膠着をもたらす。

【今週号の目次】
第1部 当面の市況

(1)今週週明け
(2)先週週明け二日間はNYにつられた先物主導の上下の激震
(3)21日(月)は年初来安値銘柄261銘柄、東証一部の主力株に売りが出た
(4)日銀はやはりETFを買った
(5)火曜日の大幅高は1年ぶりの大きさ
(6)NY株、米金融政策巡り思惑が交差
(7)五輪開催のリスクと緊急事態宣言のマイナスとの比較
(8)東京都議選25日告示、7月4日投開票、国政の先行指標となろう
(9)衆院選の前哨戦になる都議会選
(10)方向感が乏しい状況が続く
(11)アイランド・リバース
(12)米長期金利の低下傾向、金融政策を巡る懸念は一旦収まる
(13)当面の市況と中長期の見方:
(14)FRBは2回の利上げをすることを市場は織り込み始めた
(15)過剰流動性相場の終焉を示唆
(16)個人投資家によるドルの買い越しが急速に減少
(17)円ドル為替
第2部 中長期の見方
(1)市場は複数回の利上げを含む政策変更を織り込んでいるのか
(2)「相場は相場に訊け」から言えば、米利上げは心配ないということになる
(3)過去最高を更新した個人金融資産
(4)個人金融資産2000兆円が含む地殻変動惹起の可能性
(5)米の量的緩和縮小、これが目先を見ても中長期的に見て今のところ最大の材料
(6)袋小路に入った菅総理
(7)マクロの指標で言えばこうなる
(8)少々明るい話し
(9)中長期の見方:「トランプは死なず、消え去りもせず」
(10)脱炭素と原発
(11)金融の力が脱炭素を加速させる
(12)極めて重要で極めて難しい日中問題――米中・日米の狭間に立って経済大国かつ軍事小国の日本はどう動くのかの問題
(13)「巣ごもりで育った個人株主」


【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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その他、著書多数。以下よりご覧ください。
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