【投機の流儀】短期筋の空売りの力学に動じない個人の物色と企業の自社株買い─個人投資家の動向統計開始以来、最大の個人の買い越し額7500億円
■ 第1部;当面の市況
(1)市況コメント
週末に発表された米雇用統計は想定の範囲内で、米景気後退懸念が後退した。
週末の米国市場は聖金曜日ため休場、週明け10日の東京市場が最初に雇用統計の結果を織り込む市場となる。そのため、先週末の東京市場の売買代金は低調で2兆円割れとなるなど、警戒姿勢となっていた。
警戒されていたイベントを無難に通過し、週明けは堅調なスタートとなろう。CME日経先物は27650円と、週末現物値(27518円)から130円程度高いところで取引を終えている。
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