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【投機の流儀】もっぱら市場内部要因、好需給の相場

第1部 当面の市況

(1)「幻のSQ」で終わった週末
騰落レシオは135%、売買金額は3兆円内外が続き、活況のうちにSQを迎えたが、ザラバ瞬間高値でもSQ値はなく、所謂「幻のSQ」と言われるケースを現出した、こうした場合は概ね波乱含みになると言われているが必ずしも実証的根拠はない。

ファンダメンタルで見ればPERからの割高感は少し薄らいだ。純益の上方修正が進むにつれて今のPERは23倍台になったから1月の26倍台から観れば少々落ち着いた。しかし、もっと長い目で見れば、アベノミクス大相場は始動点から老年期相場大天井までの平均PERは15倍台だった。トランプラリーを含めて2010年代の平均は15倍前後だったのだから、1月から観れば落ち着いたとは言え、今のPERはアベノミクスの青春期相場時代のPERに相当する。

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