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【投機の流儀】特殊のケースは別として「順張りは禁じ手、逆張りの年」

第1部 当面の市況

(1)市況コメント
先週末の米国市場は売り先行でのスタートも、利上げ減速期待が下支えとなり引けにかけて上げ幅を拡大し、NYダウは3万4302ドル前日比112(0.3%)高、ナスダック指数は1万1079ポイントで前日比78(0.7%)高となった。

一方で17・18日に日銀金融政策決定会合を控え金融引き締め警戒で、為替市場でドル安円高が127円台後半まで進み、夜間取引の日経平均先物は25780円と、週末終値より300円程度の安い。

昨年12月20日の黒田ショック以降は、欧米の主要株価指数に対しての日経平均株価の劣勢が顕著となってきている。尚、2022年12月19日終値から2023年1月13日の騰落は、独DAX(+8.2%)・NYダウ(+4.7%)・NASDAQ(+4.1%)・日経平均株価(▲4.1%)となる。

週末の日経平均は、メジャーSQではないが毎月第2金曜日のSQ日であった。SQ値2万6325円はザラバ高値でクリアしたから「幻のSQ」は免れたが終値ではクリアできなかった。
週末の日経平均は25日移動平均線との乖離は-2.49%、騰落レシオは94.55%であり、膠着状態の域を出ない。

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