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【投機の流儀】「コロナ相場」は循環買いを呈するか

第1部 当面の市況

(1)世界の市場は楽観に傾いているが……
週明けは強めに始まろう。
VI指数で言えることである。米国では「節目の20」を下回った。日本では日経平均オプションの取引価格から算出される。
先週からグロース株に資金が流れバリュー株が売られた。循環買いの好循環が生ずれば息長い相場になろうが、決算発表一巡までが花だと見ておきたい。

米長期金利が焦点になってコロナ禍不安は平常並みの悪材料と化して慢性化した。そこへ来て急激な円安だ、これも米長期金利のもたらす作用だが、
概ねの企業は1ドル105円で決算予想を組んでいたろうが110円を超えて12円が視野に入ると、例えばトヨタは1円の違いで売り上げ利益100億円違うというのだから上表修正は続出する。しかし、日本企業は控えめに見るだろう。

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