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【投機の流儀】アメリカに不吉な予兆

第1部 当面の市況

(1)先週の超閑散市況──「閑散に売りなし」
東証売買代金は、月曜日が1.9兆円、火曜日は1.2兆円、水曜日は遂に1.09兆円に減った。この売買代金は7年ぶりの低水準である。7年前と言えば、2012年12月始め、まだ安倍政権が成立する前、11月14日に「衆院解散が決まったから政治は素人から玄人の手に移ること」を市場は信じたが、弱気一色から抜け出して半信半疑の中で大相場の到来を思い始めた頃である。その頃、一時の超閑散があった。それ以来の超閑散である。

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