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【投機の流儀】我々は、長期的に、中期的に、目先的に、幾つもの難題を抱えた上での市場に居る

第1部 当面の市況

(1)市況コメント

先週末の米国市場では、雇用統計の結果を受けてNYダウは一時350超の下げとなったが切り返し終値3万4429ドル前日比34(0.1%)高、ナスダック指数も下げを縮小し1万1461ポイントで前日比20(0.2%)安となった。

CME日経先物は2万7650円と、ドル円相場が134円台前半と、ドル安円高の動きが強まり週末終値から120円程度の下落で取引を終えている。

週末前は日経平均で28000円超、騰落レシオ(25日)は124%と120%超の過熱圏に入って先週末の全面安となった。
下記、先々週号(2022年11月27日)で述べたことを再度強調したい。
『日経平均は2万8000円前後の狭いレンジ相場が続いている。FRBの利上げ鈍化の観測が事実であれば、例年の年末高への期待が出てくるはずだが、日本株はそこまで強気にはなれないであろう。期待していて、期待外れになるよりは用心深くありたい。
それは場合によっては「臆病だ」ということになるが、臆病ということは病ではない。株式市場に臨む上では、大切な要素であると筆者は考えている。』

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