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【投機の流儀】日銀はやはりETFを買った

第1部 当面の市況

(1)今週週明け
今週週明けは先週末の地合いを映して無気力というか、穏やかというか、
平穏に始まろう。週末はNY小幅高、ナスダック小幅安、日経先物は小幅安で終えた。

(2)先週週明け二日間はNYにつられた先物主導の上下の激震
先々週、NYは5日連続安で▼1200弗、先週週明けの日経平均は一時1100円安を演じて25日線を割り込んだが少々戻して引けて翌火曜日は大幅反発した。
先々週から4日続落、週明けは震源地のNYを上回る下げ率だった。
金融政策転換のリスク回避が鮮明だったが22日(火曜)に大幅反転した。これでトレンドが大きく変わるというものでなく、自律反騰の域を出ないであろう。
18日にFRBの高官が利上げの前倒しを示唆したことによって市場予測よりも早い金融政策が進むという見方が台頭した。
先週週明けはNYやアジア市場・香港・シンガポールなどの1%の下落に対し、日経平均が3.3%と突出して下落した。
先物主導の下げである。外資系証券トレーダーなどの海外投資家が先物に売りを出して、指数主導で下げを誘発させると日本の相場が下がると読んだ海外勢の売りが集中した。日本はアジア株の中では株価指数先物市場が特別に発達しているから、注文が多くても、それを消化できる。したがって、大商いで下げるということになる。それに対して個人投資家が慌てて損切りするという動きも出たであろう。

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