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【投機の流儀】機関投資家の動きとシタタカな個人投資家

第1部 当面の市況

(1)日本市場は買戻し主導のリバウンド相場は一旦終了し、当面は狭いレンジ相場か?

先週末の米国市場では、長期金利の上昇を受けて銀行株が買われNYダウ(+137、+0.4%)は上昇、一方でハイテクは売られナスダック指数(▲186、▲1.3%)は下落し、まちまちの動きとなっている。尚、CME日経先物は27000円。週末現物値より15円程度高いところで取引を終えている。

先週号(2022年4月3日号)では、「日経平均株価は、3月9日安値(24681円)を起点としたリバウンド相場は、200日移動平均線や昨年9月14日高値(30795円)からの上値傾向線水準に到達し、買戻し主導のリバウンド相場は一旦終了した。」と指摘した。
 
リバウンド一巡後の調整では、今のところ先週末に25日移動平均線(26777円、4月8日時点)が下値支持として効いている。今後は、上値は200日移動平均線、下値は25日移動平均線の範囲内での保合い相場に入っていけるか、それとも25日線割れで再度3月9日安値に対する二番底形成へと向かうのか、現金ポジションを高めて冷静に見極める局面に入っている。

ただ相場全体の平均である指数は膠着となるも、決算発表が始まり個別株では乱高下の局面となる。ガイダンスリスクが警戒される中、例えば週末大引け後に決算発表した安川電機(6506)は夜間PTS取引で+5%超の上昇となっている。ただ夜間PTS取引は薄商いなので、アナリスト評価を受けての週明けでの取引が注目され、市場全体でのガイダンスリスク後退の動きに繋がるのかを注視したい。

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