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【投機の流儀】最近の日経新聞証券欄の文章は少々オカシイ

第1部 当面の市況

はじめに
先週は3日続落し週末一瞬3万円台を割り込んだが3万円を維持して終わった。週明けは保合程度で始まろうが、気になるのはNY市場のSPCA(空箱上場)が400社もあるという話である。
「これから有望な企業を見つけて買収する」というだけのビジネスモデルだけでの上場であり、ニュートンも17世紀に生涯年収相当分を損した、そういうビジネスモデルの企業である。この話は既報で述べた。バブル期の特徴である。

(1)日銀の動きに変化、脳裡にとめておく必要がある
前場で0.5%下がると後場で日経平均を買うというのが日銀の10年近い動きであった。株価を買い支えてきた。ところが、2月18日に0.5%以上下げても買い入れを見送った。これは2016年3月、壮年期相場の終わった後の大幅整理の最中、それ以来では初めてのことで5年ぶりのことだ。ETFを買い続けることを見直すための兆候かもしれない。
日銀は3月18日から19日に金融政策決定会合を開き金融政策の枠組みを点検することになっている。無論内容は公表される。ETFを買い続けて株価を支えてきた日銀が前場でTOPIXが0.5%下がれば後場でETFを買うという動きを止めた。何を意味するかである。2016年3月にもそういうことがあったから特に意味はないのかもしれないが、FRBは国債購入金額を静かに減らし始めたこととアメリカの長期金利が去年の最低のところから3倍になった。(0.5%が1.5%になった)。この点は脳裡に置いておく必要がある。

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