【投機の流儀 セレクション】「異常状態」から「正常状態」に戻った=メガトレンドの潮目が変わった
個人向け国債などという利回りの低いものを3年債が過去最高となって、10年債は12年ぶりの高水準となった。1万円単位の小口から買える個人向け国債の需要により、金利上昇が鮮明になった。7月発行の変動金利の10年債は12年ぶりの高水準となった。固定金利の3年債は過去最高水準となった。
ここで「金利なき世界」から正常な世界、つまり「金利ある世界」への意向をにらんで、需要が集まった。「異常状態」から「正常状態」に戻ったということだ。
【今週号の目次】
第1部;当面の市況
(1)バリュー銘柄・テック銘柄との登場交代劇で、まだまだ調整局面は続こう。
(2)海外勢、米地銀のシリコンバレー銀行の経営破綻時以来の5週連続売り越し、証券会社のディーリング部門も売り越し、それにもかかわらずに調整相場は崩れず。
(3)40000円のコール価格が他の行使価格に比べて最多
(4)「今年の株主総会は『PBR総会』だったと呼べるかもしれない」
(5)閣議決定された「骨太方針」
(6)円下落、プラザ合意発動の半年後の1986年12月以来の安値
(7)円安圧力が収まらない。
(8)日銀の利上げは秋、国債買い入れ規模の縮小は円高への転向を難しくする。
(9)「異常状態」から「正常状態」に戻った=メガトレンドの潮目変った
(10)毎日連日で1億株以上の売買株数がある限り「主力銘柄の一つ」には違いない、NTT
(11)原発新増設を支持する声が過半数
第2部;中長期の見方
(1)24年下期の相場予想
(2)「新しい資本主義」の卑近な姿を見せろ。
(3)高度成長期はインフレこそが高度成長の力になった。30年間のデフレマインドに浸った者には、それが見えてこない。
(4)米中のパワーバランスが大きく変化
(5)新興国市場の中で好調が際立つトルコ、投資関係者が評価(ロイター発 6月21日)
(6)トランプ大統領が大統領になった場合、16年の時と同様に株高が実現するのか?株安が実現するのか?
(7)波乱を呼ぶ、世界の選挙
(8)6月16日号 第4部「トランプとバイデン」についてのおさらいと要約
(9)中東マネーに注目すべき時が来ている。
【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi
【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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『投資で勝ち続ける賢者の習慣』
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『投機学入門 不滅の相場常勝哲学』(電子書籍)
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『会社員から大学教授に転身する方法』(電子書籍)
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その他、著書多数。以下よりご覧ください。
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