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投機の流儀 セレクション

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メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、…
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2024年2月の記事一覧

【投機の流儀 セレクション】史上高値更新は通過点に過ぎない。「34年2か月を要した壮大なダブルボトム」を脱したが、どんな長期大相場でも必ず中間反落はある。乗り遅れた筋は、そこを買おう。

週末の22日(木)は4営業日ぶりに大幅反発し、837円幅を上げて、史上最高値を34年2ヶ月ぶりに更新した。 さしたることではない。メディアが大騒ぎしているだけに過ぎない。変化は昨年から始まっている。 34年2ヶ月を費やして 1.2003年の7600円(不良債権山積みという、国内要因による日本経済の大底)を一番底とした。 2.小泉郵政改革相場で、日経平均は約2倍半になった中間反騰を経た。 3.アメリカ発の海外要因によるリーマンショックで、2009年に7000円まで下がり、

【投機の流儀 セレクション】今の相場付きは、後年「半導体バブル相場」とあだ名とされる相場付き

昨年4月までの1年以上に及んだ大保合を離れて以降、今日までの経緯を見ると、1.TOPIXと2.「日経平均から半導体関連10銘柄を除いた価格」との両者は約20%上がった。 それに対して、3.「半導体関連株(ソニー・東京エレクトロン・信越化学・スクリンなどの10銘柄)で合成し、22年末を100とした指数」は、昨年春の大保合離れから約60%上昇した。 ここで判ることは、1番と2番が3番の半導体関連株の大幅高に引っ張られた株高だと言える。しかも、それらは時価総額が大きいから日経平均

【投機の流儀 セレクション】ジム・ロジャースからの返信「私が唯一懸念しているのは、中国人が土地を買い占めてしまうことです」

ジム・ロジャーズへの私の質問2題に対して、彼からの返信があったので掲載 【今週号の目次】 第1部;当面の市況 (1)日経平均、37000円台に乗せたが・・・ (2)この「乱流」の中を如何に行動したか──「裏の裏は表」だ。 (3)日銀、緩和出口への市場との対話   (4)株高は海外勢が支え、月間の買い越し額は歴代7番目 (5)これ以上の上値を追うには、これ以上の材料がなければならない。 (6)今の株価レベルは自社株買いの効果も出ている。 (7)信用買い越し、2ヶ月ぶりの信用買

【投機の流儀 セレクション】「バーナンキショック」とか「バフェット効果」というが、或る著名人の発言で大相場が生まれるということはない。

年初から1ヶ月弱で、上昇幅は3000円幅を超えた。この調子で行ったら、年末には6万円を超えてしまうことになる。本稿が昨年から述べている「5年内で6万円」の比ではない。 しかし「年末には6万円を超えてしまう」なんてことはないし、またあってはならない。 去年の3月の東証の企業経営改善要請に加えて、その直後にW・バフェット氏が来日して、商社株の買い増しを発表し、そこで火がついた形になっていたので、これを「バフェット効果」などと呼ぶ筋もあるが、冷静に考えれば著名人の発言によって大相