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濱田祐太郎のブラリモウドク最終回感想&総評/道を拓け

まずは前回までの感想を紹介
その時には放送されていなかった最終回の感想と総論を今回は綴る。

感想

最終回はゲストが翠星チークダンスちろる、推し街が梅田だった。内容はスイーツバイキングと屋上展望で、初見は視覚障害者にとってどちらも健常者より魅力が伝わりにくいと痛感した。
よく考えると、バリバラで視覚障害者がバイキングに行く企画が無かった。メニューの説明が一般的な飲食店より求められる上に、今回は貸切だが現実では立ち止まるのが良くないとされているから、今更になって経済的だがバリアフリーにとっては優しくないのを気付かされた。

それはさておき、前回のアクティビティよりバイキングの方が濱田にとって難易度は上がったが、結構食欲旺盛な一面が垣間見えた。よく飲んでよく食べて、そしてスケベ心があるのが濱田祐太郎。
後半は高層ビルの屋上展望に行ったが景色は何も伝わらず、藤崎マーケットトキなどが色々と伝えても馬の耳に念仏。猫に小判、絶景に濱田祐太郎。余談だが、濱田祐太郎の自宅は夜景が素晴らしい部屋らしい事を以前耳にしたが、現在は不明だ。

番組最後に、屋上でこれまでのまとめとなる毒を吐いたが全然大阪の街と関係なかったのが笑った。そして、特番化が達成したときの次回予告も紹介、願いが叶ってほしい。

総評

  • 第1回…ゲストはエナマキシマグレン世紀、推し街は堀江。ハンバーガーショップと古着屋巡り。

  • 第2回…ゲストはももまもる。、推し街は京橋。せんべろ。

  • 第3回…ゲストはバッテリィズエース、推し街は新世界&天王寺。射的とボルダリング。

  • 第4回(最終回)…ゲストは翠星チークダンスちろる、推し街は梅田。スイーツバイキングと屋上展望。

こう概要を振り返ると、大阪の主要地域に限定されるが街ブラとしては成立していた。だが、それ以上に気になったのは視覚障害者に必要な点字ブロックの有無。

  • 堀江…無し

  • 京橋…無し

  • 新世界…無し

  • 天王寺…有り

  • 梅田…有り

ロケ地での有無を確認したら、都会だったら全て設置されているのは思い込みだと実情を知り、確かに濱田もある方が歩くのが楽そうに見えた。けれども、点字ブロックがあると車椅子やカートなどの使用者にとっては障害物になりうる矛盾点がある。こればかりはどうしようもない。
それだけでなく、梅田では工事が続いており、それにより点字ブロックの配置が突然変わるという困難さもある。表面的なバリアフリーはバリアフリーではない。

他にも、トキやゲストなどが視覚表現に対して説明するシーンが何度も見受けられた。視覚障害者に接する時に必ず説明するのかと億劫に感じるものの、そのような状況は決して彼らに対してだけではない。
障害関係なく、子供や老人など自分とは世代が異なる者、国内外問わず遠方から来たり近場でも見過ごしていたりと自分とは環境が異なる者に対しても当てはまる話だ。濱田祐太郎以外にも困っている人がいる、もし見掛けたら優しく接して説明してあげよう。

とここまで書き連ねたが、あくまでもこの番組は福祉番組ではなくてバラエティ番組。面白さよりも感動の方が作品を作りやすいが、この番組は濱田祐太郎を憐れむのではなくて笑ってほしい思いが詰まっている。

全ての回を視聴して、私のお気に入りは第3回。それ以外の回は濱田が困っている描写が多く見られるが、この回は逆に楽しんでいる光景が見られる。障害者に求める姿について考えるだけでなく、単純に濱田本人が芸人としてロケを成立させている姿から目をそらさないでほしい。

私も、濱田祐太郎の活躍の場を広げたい気持ちが止まらない。

最後に

最後にご視聴と面白かったら投票をお願いします、締切は8月3日深夜1時です。そして、見逃し配信は8月4日が終わるまでなのでお早めに。

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