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教え方それぞれ【軸を戻す】

あくまでも

その時その人にあった教え方の一例

として紹介していきます。
誰でもがいつでも一発でわかる教え方ではありません。

よく漢字のドリルにある

薄い線を丁寧になぞりましょう。

これは、

丁寧になぞることで覚えましょう

ということなのですが、ここで

丁寧に

に心が囚われてしまうと

薄い線からずれないように

とか

はみ出さないように

とか

如何に丁寧になぞるか

が主軸となってしまい、

心に漢字を覚える余裕がなくなって

しまいます。
これは、

真面目な子ほど陥りやすい落とし穴

です。
真面目にがんばって丁寧になぞっていること、そこは

絶対に否定してはいけないところ

です。

真面目にやっててもできない

という気持ちが強くなり、それは

自信の消失

に繋がります。
がんばって丁寧になぞってるから、綺麗にかけていることは認めた上で、

綺麗に書けるようになったから、なぞらないで書くところは見ないでも書けるようにしようか

とか、

形を取るのが上手くなったから今度は覚えようね

とか、

覚えることの方が主軸だよ

という軌道修正をするのが良いと思います。


サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。