【教え方それぞれ]数式語訳。
あくまでもその時その人にあった教え方の一例として紹介していきます。
誰でもがいつでも一発でわかる教え方ではありません。
5×4と4×5
よく話題になるやつですね。
答えが同じなんだからどっちが先でもいいじゃん
というアレです。
私はとても算数が苦手ですが、国語はとても得意です。
というか、
国語しか得意でなかった…
( ;∀;)
苦い過去の記憶に涙するのは後にして、そんな私が今では
パソコンでプログラミングもどきもしてる。
そこにはどんな
秘密の勉強法が?!
って、そんなYouTubeの15秒CMにありがちな
情報商材
みたいなものはありません。
国語が得意なら算数も国語のように解けばいいじゃない!
という
マリーアントワネット
思考なのです。
ちなみにマリーアントワネットの言とされるこの言葉ですが、
実際は言ってない
そうです。
この問題の場合、数式を構成する数字は
人数
一人当たりのりんごの数
全部のリンゴの数
です。
じゃあ
3×5=15
でいいのか?というと
違います。
×の前に来るのが
主語
と考えて
この物語を
読み解きます。
そうするとこの物語は
叙述トリック
になっていることがわかります。
叙述トリックとはミステリの手法の一つで書き手があることを秘密にして話を進めていき、最後にその秘密が明かされどんでん返しが発生する方法です。
映画だと
シックスセンス
とか
ヴィレッジ
とか有名ですね。
そもそも書き手は全部のリンゴの数を知っています。
なぜなら全部のリンゴの数を知っていなければ同じ数ずつ分けることができないからです。
それができる人間の独白と考えると主語となるのはAくんたちではなく、書き手であると言えます。
私はAくん、Bくん、Cくんにりんごを5個ずつ分けた。
しかしこれでは
掛け算の文法
にはまりません。
数式はあくまでも
数で記す
ものだからです。
じゃあ
私を表す数
とはなんなのか?
5個のりんごです。
5個ずつ3人にりんごを分けられる私がAくん、Bくん、Cくんに分けたということです。
そうすると正解は
5×3=15
なのです。
簡単に言うと
固定された数×変動する個数
です。
最初から簡単に言えよって思います。
しかし、数を扱う者にはこの
数式の言語化
はとても重要です。
特にコンピュータを扱う場合、関数やコードは
言葉を数式に当てはまる記号化された言葉
なのです。
例えば、
if関数。
これは、その言葉の通り
もし〜だったら○又は×
という
言語
を
関数として記号化してるもの
です。
なんて仕事はよくありそうです。
これの数式に当てはまる言い換えはなんだろう?と考えてみます。
これならif関数が使える仕事ということになりますね。
与えられた仕事を数式に当てはまる言葉に言い換えて数式に当てはめれば、仕事は効率よく進められます。
それを可能にするのは
文章の見えない部分に何があるのか?
とか
視点を切り替えたらどんな言い方があるか?
とか
言語化できる能力
つまり
国語力
がものを言うのです。
数字だけ追ってても
数学はできるようにはならないし、
文字だけ追ってても
国語はできるようになりません。
両方ともが含有する
論理的思考
が大事で、それは
国語と算数を競合させて育てる力
なのです。