賃貸マンションの1室を陶芸工房化してみた
私がこの春やりたいこと、それは
自宅で陶芸をやりたい!!💥
私、陶芸主婦Naoは31歳女性、去年まで会社員だった専業主婦です。
大学生のときにクラブ活動で陶芸を始め、2018年6月から陶芸教室に通い始めてもうすぐ丸4年経ちます。
普段は陶芸教室で作った作品についてや陶芸の知識に関してnoteを書いております😉
陶芸の工程は大きく分けて2つ、
①成形→②焼成
です。
今回は「①成形」をするための環境を自宅に構築したので、記事にしました。電動ろくろを購入し、賃貸マンションの自宅に設置しました。
②焼成以降の工程は、これまで通り陶芸教室で行います🙂
きっかけ① コロナ自粛
私は大阪在住で、緊急事態宣言が発出されていた期間は陶芸教室を自主的におやすみしていました。1回目は1か月、2回目は2か月😥
おやすみ中も自宅でなんとか陶芸ができないかと、キッチンにあるダイニングテーブルでいろいろやってみました。
犬の置物を作ってみたり
猫の置物を作ってみたり
でも、陶芸ってどんなに気を付けても土であちこち汚れるんです😑
当時の間取りが1LDKだったので、リビングか寝室でやるしかない状況。どっちも汚したくない…
それに、私は電動ろくろを使って作業するのが好きなのです!
コロナを気にせず、自宅でゆっくり電動ろくろで陶芸したい…。そういう気持ちがコロナの自粛期間中にニョキニョキ育っていきました🌱
きっかけ② もしコロナになったら
アルバイト先でコロナの症状が出た方がいました。知らない人と近距離で長時間同じ部屋にいる仕事でした。
今は私が働かなくても十分生活していける経済状況なので、アルバイトは辞めることにしました。
ふと思ったのですが、もしもコロナに感染して重症化して死んじゃったら、一番後悔するのは、
「電動ろくろ買って陶芸したら良かった!!😭」
ということでした。
「買っても家で陶芸が続かなかったらどうしよう」
「騒音とか苦情きたらどうしよう」
という不安があってなかなか実行できませんでしたが、
「ダメだったら電動ろくろをメルカリで売ればいいじゃん!!😤」
と考え直しました。
度重なる引越しで家財をメルカリやジモティーで散々処分してきたこともあり、ダメでも売ればいいやと思えるようになりました。
きっかけ③ 引っ越し
先述の1LDKの賃貸マンションを引っ越しました。新築で最高なお部屋だったのですが、多分関西で一番本数の多い線路が目の前を走っておりまして、騒音がすごく、電車が通るたびに家が揺れるほどでした😅
結局その部屋には10か月滞在し、3月に緑豊かな郊外の2DKのお部屋に引っ越しました🌳実はその前も騒音が原因で引っ越したので、部屋探しは半年ぐらいかけてじっくり選びました。
2DKのうち、1つは寝室、もう1つは夫の仕事部屋兼私の陶芸部屋にする予定でした。
しかし、夫が
「土ぼこりでパソコンが壊れたら嫌だから、きみが一人で使っていいよ😉」
と神のように優しいので、お言葉に甘えて私が好き放題使える部屋を入手することができました。
というわけで、2021年3月、電動ろくろを買って、自宅(賃貸マンション)の1室を陶芸工房化することにいたしました!
準備
陶芸って道具がいろいろ必要なんです。粘土を切ったり、削ったりする小道具や、作品を乗せておく板、粘土を練るための板などなど。
それに、作品を乾かすための棚、粘土を練ったり作業をする机。
そして、大ボス、電動ろくろ!
陶芸用の小道具と電動ろくろは、通っている陶芸教室の先生に得意先の陶芸材料屋さんを紹介してもらって購入することになりました。先生経由で見積もってもらうことで、電動ろくろは通常より1~2万円ほど安く買うことができ、11万円でした😉小道具はいろいろ買って3200円ほどでした。
電動ろくろが家に来る前に、棚や机の配置を決めないといけません。電動ろくろはなんと45 kg程あるので、移動するのが大変です。
机は夫が在宅ワーク用にニトリで5000円で買ったものを譲ってもらいました。(引っ越してもっと大きいやつに買い換えました)
棚はニトリで買って本棚にしていたカラーボックスを使います。新居に備え付けの収納に本が収まったので本棚が不要になりました。
陶芸専用の道具以外で必要なものを百円ショップに探しに行きました。
最近の百円ショップはすごいですね!必要なものはすべてそろいました🙄
買ったのは、養生テープ、バケツ2つ、連結マット4枚、板3枚、発泡スチロールブロック(足置き用)です。1100円ぐらいでした。
本棚は裏側の板を抜いて、どちらからでも物が取れる状態にしました。強度は下がりますがなんとか大丈夫そうです。
電動ろくろを置く場所の周りの壁はゴミ袋を開いたビニールを養生テープで貼り付けました。
電動ろくろの振動が響かないように(実際には全く振動や騒音はありませんでしたが)、下にマットを敷きます。
その下には本棚から抜かれた板を敷いてみました。(あとで電動ろくろに付いていた板に変わります)
そして、大事なのはイス!
電動ろくろ以外で唯一しっかりお金を掛けました。オプションの固定脚と合わせて5700円程でした。
通っている陶芸教室のイスだと、作業しているとものすごく腰が痛くなります。私はかなり背が低いので高さが自分の体に合ってないのです。
低めで高さが調節できて、車輪が付いていないタイプのものをかなり探しました。唯一見つけたのがこちらのイスでした。
電動ろくろが来た!
ついに!来たー!!!🥳
注文後、思ったより早く、5日後に搬入してもらえました!
日本電産シンポのRK-3Dという、静かさが売りのタイプを購入しました。お店の方が2人で運んでくれました。
ペダルを取り付けて高さの調節し動作のチェックまでお店の方がしてくれました。すごく重かったので自分ひとりじゃできそうになかったです。ネットで安く買えたとしてもそういうサービスがないと、ひとりではちょっと大変だったかもしれません。先生に紹介してもらってよかった😊
一緒に買った道具類は3200円ほどでした。
これらはコップに立ててセット。
はい、私の陶芸工房が完成しました!!じゃじゃーん!!
コンパクトに良い感じに構築できたので、夫も驚いておりました。
陶芸工房、始動!
早速使ってみます!!ドキドキ💕
まずは粘土を練ります。これができないと始まりません。
板の下に百均で買ったすべり止めを敷けば、滑らずに練れました。
第一段階クリア!!
いざ、電動ろくろへ!!
スゲェェーー✨
楽しーーーー😍
なんやこの電動ろくろ!!!
めちゃくちゃ静か!!!(教室にあるやつと全然違うぞ!!)
静かすぎてスピードの感覚が難しい!
この後すこし乾かして削りました。
乾燥用の棚も使いやすさGOOD!
いや~めっちゃ快適!めっちゃ楽しい!😍
買って1週間経ちましたが毎日陶芸三昧です。
感想① 家でやるメリットがいっぱいある
教室では他の生徒さんも電動ろくろを使うので、順番や使う時間に結構気を遣っていました。自分だけが使えるのは嬉しいです😉
ただ、家では先生に分からないことをすぐに聞けないのはちょっと不便です。
また、教室まで片道45分ぐらいかかるので、「早く家に帰って食事の支度をしなきゃ」といつも時間がなくて焦ってたのですが、それも解消。
何よりたっぷり時間がるので作品に妥協しなくていいのが最高です。教室だと時間が限られるので「もっとこうしたいけど、この完成度でいいや」とあきらめがちでした。逆に今は納得がいかないのでなかなか完成しません🤣
感想② 騒音の心配はない
賃貸マンションで電動ろくろ買うのは下の階に音が響かないかとても心配していました。
Youtubeで購入予定の機種のレビューを見る限りとても静かだったので思い切って買ってみましたが、RK-3Dはやっぱりとても静か(というかほぼ無音)でした。冷蔵庫より静か、例えようがないぐらい静か。
お店の方も、マンションでも買う人方は結構いるとおっしゃってました。
注意点 排水処理について
快適な自宅陶芸ですが、排水処理だけはかなり気を付けています。
家で粘土を成形すると、普通に手や道具を洗うと汚れた泥水を大量に排水することになります。泥水の泥が排水管の途中で少しずつ沈殿してしまうので、排水管が詰まってしまう恐れがあります。マンションでも持ち家でも、泥水をたくさん流すのは止めた方が良いです。
私はバケツに水を汲んで、泥の付いた道具や手はいったんバケツで洗っています。
しばらく置いて沈殿させて、上澄みは雨水が流れ込む排水溝に直接捨てています。沈殿した泥は乾かしてまた粘土として使います。
自宅陶芸の詳細は別の記事で紹介しようと思います😎
終わりに
死ぬ前に
「…家で陶芸やってみたらよかった……ガクっ(没)😇」
とならないように、自宅陶芸デビューしてみました。
新しいことに挑戦するか悩んでいる方にとって、この記事が少しでも背中を押す支えになったらいいなと思います😎
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本記事をご覧頂きありがとうございます😌
陶芸の詳しい作業工程についてはこちらの記事でご紹介しています😉
私の作品の一覧についてはこちらの記事にまとめおります😊
私の作品は以下のサイトで販売しております🍀ぜひご覧ください😊
よろしければサポートをおねがいします😊頂いたお金は粘土代に使い、陶芸の道を極めていきます。いつか作品にプレミアがつくようにがんばります🍵