トースカンを使って測定し高台を削り出すための印を付ける

トースカンという器具を使うと、高台(こうだい)を削り出すための位置を正確かつ手軽に測定でき、目印をつけることができます。使い方の一例を教えてもらったのでメモします。

ろくろを使って作成した作品を一日ぐらい乾燥させると、「かんな」(道具についてはあとでまとめて記事にします)で高台を削り出せる固さになります。

ステップ1:自分が好きな「A:底の厚さ+高台の厚さ」を決めます。それに一致する板を持ってきます。そして水平な机の上で図1のようにA+Bの長さを測ります。先端が丸い棒の丸い部分は教室では固いゴムでしたが、なんでもよいと思います。「先端が丸い棒」と「あとで金属の棒を押すための板」を動かないように手でしっかり持ってステップ2に移ります。

図1

ステップ2:トースカンのところまで移動し、金属の棒の先端を板でゆっくり押します(図2)。すると金属の棒の先端の高さがA+Bになります。トースカンを段ボール+竹串で代用している例を本で見たことがあります。

図2

ステップ3:トースカンの近くに作品を裏返しにして置きます。そして、金属の棒の先端で、作品の横の部分に軽く印を付けます(図3)。

図3

以上で測定は終わりで、印から上の部分は全部削り捨ててOKです。そして、高台を好きな高さに削り出します。


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