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家族葬の葬儀費用は必ずしも安い訳ではありません。安くない理由について解説


こんにちは、茨城県水戸市の葬儀社『橙縁社(とうえんしゃ)』です。



近年、増加傾向の『家族葬

故人とのお別れの時間もゆっくりと過ごせ、近親者のみの葬儀のため、独特な穏やかな雰囲気があります。



そのため、お葬式に悩んでいる人には、『家族葬』をオススメしています。

と言うよりも、個人的に『家族葬』が最も好きです。



しかし、

『家族葬だと、葬儀費用は半額ぐらい?』

なんてイメージをもっている人もいまして。。。

流石にそれはありません。。。



『家族葬』は、確かに葬儀費用が安くなりやすいですが、

・家族葬=安い

ではないことを理解して頂きたい!!



そこで今回は、家族葬は必ずしも安くない理由などについて紹介していきます。



家族葬の葬儀費用は必ずしも安い訳ではありません。安くない理由について解説

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2000年より、年々増加傾向にあるお葬式の形式。
それが『家族葬』です。


近年、年々増加傾向にある『家族葬』ですが、
・地域コミュニティーの変化
・少子高齢化

など様々な要因が挙げられます。



その中でも、最も注目されているのが、
・葬儀費用の安さ
ではないでしょうか。



しかし、一概に
・『家族葬』=安い
とは言えないと知っていますか?



それでは、その理由について解説していきます。
・葬儀自体の費用は変わらない
・家族葬向けのホール以外は一緒
・香典収入が減ってしまう




葬儀自体の費用は変わらない

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『家族葬』って実は、一般葬と使う道具は変わりません。

祭壇や住職道具、イスなどの設備、会場使用料など。
お葬式を行うためには、沢山の道具・備品が必要になります。



使う道具や備品が変わらず、葬儀会場も一緒。

そうなんです!!

結果的に、お葬式を行うための葬儀費用は、一般葬とあまり変わらないのです。




家族葬向けのホール以外は一緒

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『家族葬』のメリットには、
・葬儀費用が安い
・お葬式の自由度が高い

という点が挙げられます。



しかし、上記の条件を満たすためには、
・民間の家族葬ホール
を利用する必要があります。



『家族葬』に特化した施設では、少人数のお葬式を前提としているため、
・葬儀費用が安く設定
されていて、利便性が高くなっています。



また、民間の『家族葬』施設は、
・故人の趣旨・思考
に合った、自由度の高い葬儀が可能です。



『自由度の高いお葬式』
として知名度が上がった『家族葬』ですが、公営施設での葬儀の場合、できることに限界があります。
公営で幅広い人が利用するため、場所によっては制限が多いのです。



つまり、『家族葬』に適したホールを選ばないと、

・葬儀費用が安い

・お葬式の自由度が高い

というメリットは無くなり、一般葬などと一緒と言えるのです。




香典収入が減ってしまう

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『家族葬』が高くなる理由で、最も大きなポイントは
・香典収入が減る
ことだと言えるでしょう。



参列者の多いお葬式では、多くの『香典』が集まります。
その集まった『香典』で、全ての葬儀費用が賄えるケースも多々あります。



確かに、『香典』が集まる分、香典返しの費用が増え、総額での葬儀費用は高くなるでしょう。
ですが、最終的な収支で言えば、葬儀費用が安くなっていくのです。



『家族葬』の場合は、上記のようなケースは、ほとんどありません。



家族や親族が集まるため、1人当たりの『香典』金額は高いです。
しかし、最終的な『香典』の総額でいえば、それほど『香典』収入はあがりません。



・家族葬=安い
のではなく、『家族葬』の場合、
・葬儀の請求金額が安い
のであって、最終的な収支が安いとは言えないのです。




最後に

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今回は、葬儀費用が安い『家族葬』が、実は高くなってしまう理由などを紹介しました。



もはや、お葬式のスタンダードとなった『家族葬』。
その『家族葬』が注目された理由の一つに、
・葬儀費用が安い
ことが挙げられます。



しかし、『家族葬』=安い訳ではありません。
・葬儀の請求金額が安い
のであって、最終的な収支が安いとは言えないのです。



『安いから家族葬を選ぼう』
と考えている人は、故人の人間関係から参列者の人数をしっかり予測し、本当に最終的な葬儀費用はどちらが安いのか、ちゃんと考えた上で判断するようにしましょう。





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