読んでいない本について堂々と語る

※この記事は統治行為論 Advent Calendar 2022 二日目の記事です。
 
 今年も統治行為論アドカレの季節がやってきたということで、書いていきます。対戦よろしくお願いします。

 統治行為論アドカレは、それ自体が隙の塊のようなものなので、ここらでいっちょ自己紹介などの様なものをやってみようかしらんと思いました。
 学生生活の†終わり†が見えてきたいま、何か「自己表現」をしてみたくなってきたというのもあります。また、いままで積極的に自己を紹介してこなかったなあというのもある。反省しています。
 そういった反省も踏まえて、今回は、「統治行為論さんのことをもっと身近に感じること間違いなし!」な記事を目指して頑張って書いていこうと思います。対戦よろしくお願いします。

 というわけで、積読紹介をします。
 「読んできた本を知ればその人の人となりが分かる」的な論がありますが、「未だ読んでおらずインテリアと化した本たち」を知ることで見えてくる側面もあるのではないでしょうか?幸い、私はそこそこの冊数を積読しているので、ある程度期待出来そうです。ちなみに、読んだ本の多くはInstagramで感想を公開しているので、暇な人はそちらもどうぞ。

本編 積んである本たち

源氏物語
 角田光代さんが訳したやつ。敬語盛り沢山だと気後れしてしまうので、私はこの訳文は好きです。サクサク読める。でも積んである。ちゃんと揃っているのが芸術点高い。

眠れる美女
 
表題作の『眠れる美女』だけ読んだ。いやあ、『眠れる美女』はえっちだったなあ。
 川端作品だと『川端康成異相短編集』も積んである。上と同じときに買った。どちらかというと逆で、この本が出るよなったときについでに買った感じです。ほかには『川端康成全集』の(1)と(2)も積んでる。『山の音』も。
 川端康成は順張りなので、いつか読んで勝ちにいきたい。

モモ
 なんかNHKだかのやつで一時期めっちゃあれしたときあったんですけど、それに影響されて買った気がします。少し大きくて、少し抵抗感ある。でも児童文学らしいので、大きいほうがいいかもしれない。

 失われた時を求めて
 理由は色々あった気がする。世界文学にはまろうとしたときがあって、そのときに読んでいたらかっけー世界文学作品ということで買ったんだと思います。なぜ光文社古典新訳文庫なのかというと、この文庫が好きだからです。ということでプルーストの『失われた時を求めて』を読んでいた時期があった。二巻途中で投げだしてしまったので、いつか再挑戦したい。
 ちなみに、光文社古典新訳文庫の方はまだ完結していない。一気に読みたいぜって人は岩波文庫にあった気がする。いい話。
 また、そういう時期があったので、そのときにプルースト関連の本もいくつか買った。『プルーストを読む』や『プルーストへの扉』という本を持っている。本編と一緒に積んでしまっている。うーむ。

 ガルシア・マルケス中短編集
 ガブリエル・ガルシア=マルケスは絶対に順張りだろうと思って買いました。これは最近出た本だし中短編集だし文庫だし、勝てそうな気がした。
 ちなみに、『百年の孤独』のハードカバーもそのあと神田の古本屋さんで見つけて買ったという思い出がある。当然、積んで……。
 ちなみにちなみに、『予告された殺人の記録』も積んである。でもこっちは短いし文庫だから大丈夫です。

 不穏の書、断章
 凄いと思っている人のサイトで紹介されていた本。なんかの機会で本屋さんで見つけたのでついでに買った感じのやつです。そんな感じで買った本が多いです。大変です。
 どんな話なのかは全く知らないけど、ポルトガルだってことは知っています。文学界のクリスティアーノ・ロナウド。無所属ではない。

 未完のマクベス
 帰省中に買った。地元の本屋さんで、なんかめちゃんこプッシュされていた気がする。ハードボイルド小説らしい。ハードボイルドはあまり馴染みがないけど、ここまで熱く押されるのだったらきっと面白いんだろうと思って買ってみた。
 この本買ったのは8月とかだった気がするけど、先週帰省したときもまだ大量の平積みと共にプッシュされていた。面白い。

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
 たしかSNSでここに載っている一作が紹介されていたのを見た事がきっかけだったと思う(どこかの大学の入試問題に出たのだっけか)。
 百合もSFもアンソロジーもあまり買わないジャンルだけど、それらが合わさったときは別なのかもしれないといういい話。

空海の風景
 司馬遼太郎作品は実は好きなのかもしれない(三冊くらいしか読んだことないけど)。歴史小説が好きかどうかはしらないけど。
 『空海の風景』は司馬遼太郎自身が自作の中で一番凄いと思っていたとか聞いたことがあって、そういうエピソードもあって買ってみた。古本屋さんで安かったというのもあったと思う。空海が誰かは知らないけど、読む気はある。
 ちなみに、読んだことある司馬遼太郎作品というのは、『義経』、『項羽と劉邦』、そして『坂の上の雲』です。なお『項羽と劉邦』は読み終えてはいない。

ハーモニー
 みんな薦めるやつじゃ~んってなってる。正直どういう作品かはわかってないけど、みんなが薦めるから買ってみた。京都でな。
 百合SFということは聞いた気がする。日本は名作百合SF多いらしいけど、その中でもとても重要な位置を占めるとかなんとか。すごいね。
 いま気が付いたんだけど、この前実家に送ってしまった可能性がある。手に取ることすらできない状態になった。

一握の砂・悲しき玩具
 石川啄木はみんな好きだけど、ぼくは読んだことないです。詩集って読んでこなかったジャンルのうちの一つなんですよね。へへへ。

ランボー全詩集
 一年くらい前にランボーの『地獄の一季節』を読んだ気がしている。名前と知名度に惹かれたから眺めたけど、正直よくわからなかった思い出。そういうこともあり、古本屋さんに置いてあったのをみて買ったとかだったと思う。
 多分そのうち『ボードレール全詩集』とかも買っちゃう気がする、名前と知名度に惹かれて。しかし文庫になっているから悪い気がする。これがハードカバーだったら高くて買わないと思う。

英語独習法
 英語は出来た方が良い言語らしいですが、私は英語が出来ません。そして独りです。なので、タイトルからしてピッタリな感じがして買ってみました。しかしここに載っているということはそういうことです。
 同様に『伝わる英語表現法』という本も積んでいる。しかしこっちは表現する機会がないから別にいいか。

世界史の考え
 たしか春休み期間中に毎日ちょっとずつ世界史の教科書を読んでいくやつをやった気がする。世界史を学んでおくと色々面白そうと思ったことが半分、もう半分は世界史無知で馬鹿にされる未来が見えたから。そういうわけで、一時期世界史をサラッと眺めるやつにはまっていて、この本を買ったのもその流れとかだったと思う。しかし今となっては世界がどうとかどうでもよくなっている。

日の名残り
 
友人に薦められて二年くらい前に買って、最初の方読んで「ほえ~」なったはいいけど、いつの間にか積まれていた本。実家から持ってきたことから読む気があるのはわかる。カズオ・イシグロ作品はほかにも『夜想曲集』もある。こっちは今年古本屋さんで買った。

将軍が目醒めた時
 筒井康隆はみんな大好きらしいですが、正直読んだことはなかったぜ!という感じ。Twitterでこの短編集(?)に載っている作品が紹介されていて、面白そうと思って古本屋さん経由で入手しました。文庫だと思ったらでかくてビビった。
 筒井康隆作品だと他には『笑うな』と『残像に口紅を』も積んである。『文学部唯野教授』は借りて1話読んで結局返しちゃった。

夏目漱石全集(一)、(二)
 なんか大学に生えていたので頂戴した。たぶん三以降もあるんだろうけど、そんなの知らない。積むしかないだろ。
 全集とは別に『吾輩は猫である』や『文学評論』も積んである。それらは大学祭の古本市的なやつで買ったやつです。

銀河鉄道の夜
 図書館から借りた本で読んだことあるけど、『アクタージュ』を読んでまた読みたくなったから新刊の文庫のを買ったという経緯。短編集なので、表題作以外にも『よだかの星』なども載っている。それらは読んだ。肝心の『銀河鉄道の夜』だけ読めてない。
 話は逸れるけど『アクタージュ』は面白いので、全巻家に欲しいなあと思っている。

夏への扉
 夏に読むぜ!となって実家から持ってきた。第一章的なところを読んだ。猫とSFの話なんだなと思った。夏は終わった。

人間失格
 はい。

漱石の白百合 三島の松
 
SNSで見かけて気になったやつ。タイトルがかっこいい。

羊と鋼の森
 話題作。本屋大賞最高!本屋大賞受賞作は順張り陽キャらしいので、今後はちゃんとチェックしていこうと思った。1位の作品だと『舟を編む』は読んだことある。私は陽キャ。

ボートの三人男
 良く参考にしている世界文学系ブロガーの方が紹介していたので買ってみた本。ユーモアあふれる内容らしい。ユーモラスな人になりたいので、買ったけど、なかなか難しい。

すべてがFになる
 ついている帯を見る感じ、夏フェアのときとかに買ったんだと思う。
 名前は聞いたことあったけど内容は全く知らない。ミステリーなんだあくらいの感じです。ミステリーも普段読まない分野なので少し腰が重い。

女子大で和歌をよむ
 
和歌とかよめたらかっこよくね?という安直な考えをもって本屋さんの文芸コーナーに突撃したときに眼に入ったとかそういう出会いだった気がする。和歌とかよめたらかっこよくね?という考え自体はいまもあるが、優先度は激落ちしているし、それに伴ってこの本も読めていない。

書を捨てよ、町へ出よう
 実践中。

ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級
 最近出た本だと思う。Twitterで告知を見て面白そうだと思って買った気がする。こういう自分とは違う世界のお話本は昔から好きだと思う。好きだと思うなら早く読めとも思う。

ギリシア神話
 
呉先生が訳した(?)やつ。新潮文庫はいい仕事するぜ。
 ギリシャ神話はオタクみんな知っている奴だと思う。でも私は知らない。今年の凛明館の誕生日舞台がギリシャ神話っぽいので、古本屋さんで眼にした時に買ったとかいう思い出がある。なお、今のところケルベロス音無さんとエウリュディケー田中さんはお迎えできている。すごいぜ。
 ちなみに同じときに『オデュッセイア』も買った。当然読んでない。ごめん。
 偶然の話ですが、12月2日は巴珠緒さんのお誕生日なんですよね。
 巴さん、お誕生日おめでとうございます。ペルセポネー←どなた?

やがて君になる
 
実家に4巻まであった気がするし、下宿にも1巻が置いてある。実を云うと3巻まではちゃんと読んだ記憶があります。でも内容はもう忘れています。
 百合マンガのカノン的な扱いになっているっぽいので、そのうち読みたいなあと思ってはいる。

安達としまむら
 2巻の途中まで読んだ。百合ラノベのカノン的な云々。ちなみにアニメも3話くらいまでは観たと思う。えっちだなあとは思っているので、ちゃんと読み進める気はあります。
 なんか新刊出るらしくてビビってます。表紙の画可愛いと思った。

まんがタイムきららMAX
 2021年の4月号から買っていますが、今まで読んだことはありません。本当だったら『ぼっち・ざ・ろっく!』を追うつもりだったんですけどね。読む勇気が出なくて温存しているうちにこうなってしまった。
 雑誌は場所取るので、そのうち実家に持っていくつもりだが、そうなると益々……。
 まあ今はそんなことはどうでもよく、伝えたいのは今月号の表紙の話です。2023年1月号めっちゃ表紙可愛いですよね。開店凸で買いに行って正解でした。早起き最高!
 『ぼっち・ざ・ろっく!』の画集とかでないかなあとか思い続けいてます。出るまで生きます。
 余談ですが、たぶん12月は『まんがタイムきららキャラット』も買います。対戦よろしくお願いします。

まとめ

 まずは、今年も無事に開催できたことに対して感謝申し上げます。ありがとうございます。少し早いですが、来年も色々よろしくお願いいたします。
 
 さて、いかがでしたか?
 今回は積読の紹介をしてみました。
 まあまあ量あったなあというのが書いているときの素直な感想です。思い立った時は「なかなかイカすかもしれないじゃない」と少ししたり顔でしたが、書きはじめて見ると、筆不精であることも相まって、面倒くさかったです。でもまあ、少し本棚や頭の整理が進むなどしたので、全体的には良い企画だったと思いますし、自己紹介という意味でも、良い記事になったのではないだろうか。
 思ったのが、自分は本を積むのが好きなのかもしれないということ。これからも皆さんからのおすすめの文献待ってます。
 紹介できていない本(等)もまだまだあるので、気が向いたら更新しようかなと思いました。あと、図書館から借りた本を読む前に返却する行為をそろそろやめたい。
 
 『ハムレット』を読んだことがないと公表してしまったがために終身在職研の資格審査に落ちた人がいるらしい。そういうことにならないためにも、ちゃんと読書はしようなと思った。
 皆さんも諸々にはお気をつけて、好い読書ライフを。

 明日のアドベントカレンダーは、はるるん先輩が、統治行為論さんとは全く関係ないことで知られている豊島将之先生の解説をしてくださるそうです。すごいなあ。


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?