見出し画像

企業内にIT部門がある価値は…[20240131]


今週は、情報システム部への苦言を全社から聞いてみようと提案している。

メッセンジャーでご質問をいただいた。

「当社は、システム企画部が存在して、実際の開発・運用は機能子会社に委託しているのですが、どちらへの苦言を調査すれば良いのでしょうか?」

「シス企」の責任だとか「(機能)子会社」の責任だと、責任をなすりつけたいのだろうか。

それは、ユーザーには関係が無い。

「当社のシステム(部門)に物申す!」を聞いて来いという話なのだ。

多分「シス企」とか「子会社」とか言っている時点で、かなりヤバイように思うのは気のせいではあるまい。

システムとは、どんなに上手に開発したとしても、どんなに上手に運用していたとしても「ビジネスの役に立たないなら存在価値が無い」ということに気付くべきである。

「営業の言いなりになれと言うのですか?」

営業会社と言うか販売に企業活動の重点が置かれている企業ならば、答えは「Yes!」である

ビジネスの役に立ててこその情報システムである、設計が上手いとか運用にそつが無いとかで競ってはならない。

パッケージソフトウェアを導入するだけの情報システム部門は、真面目に自分達の価値を見直すべきだ。

ユーザー部門がコモディティ領域であり、他社と同じ仕事の仕方をしていても良い場合は「パッケージ導入でOK」だが、自社の競争領域のアプリはパッケージで良い訳がない。

「ユーザーがアプリケーション仕様を提示してくれません」

いやいや、そんな当たり前のことを言ってどうする?

要件仕様は、打合せをしながら情シスが作成するしかない。

要件漏れの責任も情シスにある。

要件漏れが怖いとなると「過去に同様のアプリを担当した者(下請け?)にお任せしたい」という話になる。

大昔は、情シスの者は現場に3ヶ月くらい張り付いてその部署の仕事を経験したものだ。

私も、若い頃は管理会計課に張り付いて一緒に仕事をしたものだ。

本当は、株式部売買課(自己売買ディラー)とかの仕事をしたかったのだけれど…。

「今は人員がいないから、そんなこと出来ません」

もしや「ITベンダーのような仕事の仕方をしたい」と考えてはいないだろうか!?

根本的に間違っている。

IT部門が何をしているのかわからないという経営者の方、是非、当社に可視化をご依頼ください。

1年以内にすっきりさせてみせます。

合同会社タッチコア 小西一有


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?