見出し画像

経営とIT、融合の重要性[20240508]


今回もMicrosoftのCopilot で得た回答にコメントをしたい。

Copilotには「経営とITの融合の重要性」を尋ねてみた。

「ビジネス環境の変化と競争力強化:」
(1)現代のビジネス環境では、ITの活用は経営競争力強化のための必須要件です。M&Aや企業間コラボレーションを成功させるには、ITの活用が不可欠です。
(2)ITを活用した新しいビジネスモデルの実現や、リアルタイム経営もITによって実現されています。

経営者の皆さんに、上記の通りに話をすると企業規模の大小に関係無く全員が「そんな常識的なこと『良く分かっています!』」と返答される。

流石だ!!日本の経営者は捨てたものでは無い!!

しかし一方で「うちのIT部門は、こういうことに貢献してくれる実力が全くない」とも言う。

「どのようにすれば良いかわかりますか?」と尋ねると「うちのIT部門は弱いからな」と淋しい顔をする方が殆どだ。

現状のIT部門は「プロジェクト屋」と「運用屋」ばかりで「ITの活用」と聞いた瞬間に「パッケージ導入プロジェクト」を思い浮かべるような面々が経営者の顔に写るのだろう。

パッケージのことは、普段からよく調査していて(いつもベンダーに売り込まれている)機能のことは良く知っているし、何なら競合製品との差異もアンチョコ無しで言えたりもする。

当社経営に資するIT部門の筈なのに、出入りのITベンダーの営業さんのコピーが我が社の社員かと思って泣きたくのだが、これは何処の会社に行っても同じなのだ…と諦めてしまうのだ。

この「IT活用」について間違った理解しか出来ないIT部門は構造改革が必要である。

何なら人材の入替も必要だと感じる。

「人員の入替なんて無理です!」
「他部署にプログラミング出来る人なんていません!!」

こういう訴えを聞いたこともあるが、プログラミングよりも大事な「IT活用」という経営に資するITを目指すのに、やはり「プログラミングがあ!!」とか言っているようではアウトだ。

一緒に構造改革をさせてくださいと話しても、何をしても無駄だし、どうせ急には変わらないとあきらめ顔をする。

急に変化せずとも、時間を掛けて変わってくれれば良くて、そもそも多くの問題のうちの一つにITはあげられるが今直ぐに取り組み必要のある「課題」では無いという認識なのである。

もっと喫緊の課題が当社には山積みになっているのだから…と。

そうね、そうだろう。

その課題たちの根本問題にITとかデジタルとかが関係しているのに、目を瞑っていられるのかと溜息が出る。

当社の経営にITは不可欠だとか、IT施策によってお客さまに当社の優位性を訴えているとか、言っていることとやっていることがチグハグなのは  「なぁぜなぁぜ?」


合同会社タッチコア 小西一有

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?