見出し画像

言い出しっぺとそれを成功に導く経営者[20240610]


今日は時の記念日だ。

天智天皇が天智10年漏刻(水時計)を設置され民衆に時刻を知らせる仕組みを作った日を記念して制定されたという。

日本人は、時間に正確に行動すると言われているし、実際に鉄道はかなり正確に運行されている。

「正確な時刻」と聞くとクォーツ腕時計の話を思い浮かべる。

クォーツ腕時計は、日本で開発された。

元々のクォーツ時計は、米国AT&Tで開発されたとらしいが、腕時計の大きさにしたのは現在のセイコーエプソンである。

AT&Tの時計は、ワードローブ(洋服を入れるロッカー)くらいの大きさがあったが、日本人の技術者たちが小さくしたのだ。

私の興味はというと、

技術者の苦労も相当なものだが、そもそも長野県の上諏訪にある「山崎屋時計店」で如何にこの時計を作ろうと思ったのか?

精密機械の技術者(当時は特に集めるのが大変だったと言う)を集めてきたのか?

一人一人の技術者のスキルやモチベーションもさることながら、言い出しっぺとそれを成功に導く経営者の役割が無ければ何も始まらない。

諏訪という街が無ければ日本からクォーツ時計が生まれることがなかったかもしれない。

更に山崎家は、後々も多くの発明を生み出すことになる。

諏訪という街での産業集積の話や山崎家の人々の活躍ぶりなど、話をし始めるときりがない。

もしご興味のある方がおられたら以下のサイトをご覧になるとほんの一部だが少し理解いただけるかもしれない。

株式会社ヤマザキの歴史
https://www.kkyamazaki.co.jp/history/

エプソンの歩み
https://corporate.epson/ja/about/history/

今日は「時の記念日」にイノベーションや発明のお話をお届けしたいと思った次第である。

合同会社タッチコア 小西一有

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?