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ウィズコロナを乗り切るための切り札“ふれあいのメソッド”Vol.11 目的と効果は

こんにちは、ご清覧ありがとうございます、野口花琉実です。

さて、10回に渡った連載をここで振り返ってみましょう。振り返ってみることで、花琉実メソッドふれあいの目的と手法について、復習してみたいと思います。

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まずは、
“cogito, ergo sum”
人という種の目覚めからまいりましょう。
人という種は、言語脳の局在という遺伝的な変異により、記憶の定着と言語機能に基づいた意識活動能力を獲得し、自我の目覚めという客体化を成した唯一の種と言っても過言ではないでしょう。
そんな言語による理性的な行動選択を可能とした唯一の種であるHumanの歴史を振りかえってみますと、理性による行動選択が歴史にもたらした結果は、しょせん氷山に例えれば、水面上にわずかに顔を出した一角に過ぎず、海面下には、遺伝情報による条件反射に基づく衝動や感情に突き動かされる膨大なエリアの行動選択の原理があって、歴史は正に“闘争の歴史”。戦争や闘争、侵略や略奪など、遺伝的な行動選択優位の原理に支配されたHumanという種の特性をまざまざと見せつけられます。

であれば、遺伝的な衝動や関係性を起因とした問題を解決するには、理性的な言葉の蓄積による教養の研鑽に基づく智慧の獲得だけではとても弱く、さらには、個の充実や個の達成だけに邁進しても、パートナーとの関係性により基因する問題に対しては、いつまでたっても片手落ち、無力でありました。

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では、パートナーとの関係性において、どのように行動したら、心の平安と信頼を得ることができるのでしょうか。そして、どのようなアプローチが速攻性があり即応性があると言えるのか。そこです。そこで声を大にして言います。言葉のアプローチではダメです。すなわち、理性でのアプローチよりも、膨大なエリアをもつ衝動や感情の発生源である身体へのアプローチこそが、パートナーとの心の平安と信頼を得る近道と言えるのです。

水面下にある膨大なエリア、身体への直接的なアプローチをお互いが行うこと。
衝動や感情の発生源である身体の生理に対し、エビデンスに基づいた効果のある手法でアプローチし合うこと。これこそ、直接パートナーとの関係性にアプローチし良好に保ち発展させる秘訣である訳です。

繰り返しますが、パートナーとの心理的な問題の糸口は、言葉に立脚するのは砂の上に城を建てるに等しい。生理的にアプローチし関係性を強固にした上で、言葉で紡ぐ。
これが最も最強な、心の平安と信頼を得る紡ぎ方であります。
心理的なアプローチのみでは、いつまでたっても解決には至れない程膨大な時間を要するのに対し、まず生理的なアプローチに立脚すれば、生理がもつ特性である速効性と即応性がもたらす効果をただちに得ることが出来ます。花琉実メソッドふれあいは、生理にアプローチし心理を改変し生まれ変わらせる。この発想の転換が、花琉実メソッドふれあいの大きな柱であります。

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花琉実メソッドふれあいは、パートナー同士がお互いの生理に直接介入することで、心理的な安定をもたらすメソッドを生活習慣に定着させ、現在の生活に更なる心理的充足と身体的潤いをもたらし、心理的なすれ違いや不安の発生を抑止し、会話によるコミュニケーションをとる負荷を軽減させることで、すれちがい発生を抑止もしくは解決に導くメソッドなのです。

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もう一度、整理しましょう。
やすらかな心の平安と、パートナーに対しての全幅の信頼、潤いのある生活を実現させる。そのためのコミュニケーションツールとして、会話を増やすのでなく、ふれあいを増やす。良質なふれあいの習慣化により安定した生理は自然な会話を産み、自然な会話は良質なコミュニケーションを育み、結果としてパートナーとの信頼関係はより深いものとなり、深い信頼関係がパートナーとの強固な絆を紡ぎ育む。
ふれあいは、心理でなく生理からのアプローチが必須です。
つづきます。

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