さらっぴん日記【1月第4週】
歳を重ねても日々なにか新しいことに出会い、発見し、刺激を受けたりします。
毎日が間違いなく”さらっぴん”(新しいの関西弁)なのです。
……ということで、その日に遭遇した自分にとっての新鮮な事柄を、画文形式でまとめていきます。
1月22日(日):この日記を続けるためには工数を減らすべき
昨秋『自分に語りかける時も敬語で』を上梓された秋田道夫さんの講演を聴きに、TSUTAYA BOOKSTORE 梅田 MeRISE へ出かけました。
その中で「何事も継続するには、手間を減らしましょう」と述べられ、さっそく自分に当てはめたのです。
〜この日記を継続させるには、想定よりも手間がかかっている作業へメスを入れねば……なので、描くイラストの力量を減らすべきだ〜
これからは30分で描ける範囲で絵をこしらえます。
1月23日(月):エンターテインメントとは万人へ丁寧に接する姿勢
大評判のインド映画『RRR』をIMAXレーザーで鑑賞しました。
3時間の長尺を感じさせない圧倒的な”動く”映画でした。
そうした動きが全編を通すわけですから、心理描写もわかりやすく動いた演出となります。
誰ひとり置いてけぼりにしない製作姿勢に感心し、今年最初の劇場映画でたいへん満足したのでした。
1月24日(火):”見ざる言わざる聞かざる”は万国共通の動作だった
昨日鑑賞した『RRR』に関連するYouTube動画群を視聴しました。
中でも興味を引いたのは、映画を観ている人物を撮っている動画です。
世界中のYouTuberが『RRR』の初見を自撮りしているのですが、目を覆うところや口を塞ぐ反応や頭を抱える驚愕など「そうそう、そうなるわな」でした。
本来の意味は違えど、動作としての三猿は全世界で共通なのだと知ったわけです。
(頭を抱えるは、耳を塞ぐではありませんね)
1月25日(水):貼るカイロで身体を温めたら、頻尿が減った?
我が家でよく利用するトイレは縁側の先に位置し、いわば吹きさらしです。
このところ痛いほどに寒いので、頻繁に用を足したくなる夜半は苦痛です。
そこで3箇所に”貼るカイロ”を装着し、身体を決して冷やさない体勢を整えました。
翌朝、一目散にトイレへ駆け込むほどの尿意が感じられず、めでたしめでたし。
(サンプルが少ないため、たまたまだった可能性は大いにあります)
1月26日(木):本との出会いが増える場所としての無人化
2018年夏より、無人キャッシュレス書店を営んでおります。
2019年暮れには、某所のショッピングモール内にも出店しました。
店の仕組みとして、専用サイトからIDを取得して店内のスマートロックで入店すると、本を選んでセルフレジで支払う流れです。
今朝、東京から当店を訪ねてこられた出版業界の方は、そんな無人書店のビジネス化を検討されているとのことでした。
1月27日(金):絵柄に迷う……大いに悩む
いま一番の悩みどころが、これから始めようとする作品の画風にあります。
気が多いことが仇となり、何かひとつのスタイルを貫くという創作姿勢に趣きを見出せません。
作品ごとで描き分けるというのも選択肢ですが、そうすると画風が未完成のまま寿命を使い切るような気がします。
……とまぁ、そんなジレンマを愉しんでいるわけです。
結論としては、描くプロセスを楽しめるのがよろしいかと考えております。
1月28日(土):我が家から山焼きの花火が見える事実を知る
今夕、若草山の山焼きが行われました。
18時20分から花火が打ち上がります。
その響き渡る音に呼ばれて縁側へ出てみると……なんとそこから花火が見えるではありませんか。
冬の花火は空気が澄んでいるので、美しく輝き照らしてくれます。
寒さを忘れてしばらく見ていましたが、山焼き自体を見ることは適いませんでした。
(雨模様が災いし、あまり焼けなかったみたいです)
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