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【企画書】小さな森のつくり方

この文章はnoteメンバーシップ「とつゆうの書くこと、つくること」の記事です。書くことやつくること、生活に纏わるエッセイや、未公開の小説の原稿、これからやりたいことの企画書などを投稿しています。月に2本ほど投稿予定です。とつゆうの作家活動・執筆活動がとても支援されますので、どうぞよろしくお願い致します。


 ふと「森をつくってみたい」と思った。

 僕は今、岡山県の早島町という、かつていぐさのものづくりで栄えた小さな村に住んでいる。

 僕の家の前には、大きな庭がある。

 いや、庭というよりは空き地と呼んだ方が適切かもしれない。

 かつておじいちゃんが土木建設の会社をやっていたときに資材置き場として使っていた場所だ。今はもう引退しており、僕の家の一軒隣に祖父母が住んでいる家がある。

 その空き地は、平均的な家族で住む一軒家が4棟くらい立ちそうな大きさなので、それなりの広さだ。

 今はそこには、いちじくの木がぽつぽつと7、8本生えていたり、端っこではマスカットを育てたり、その向こうでは色々な野菜を育てていたりする。

 その大きな庭を眺めているときふと頭に浮かんだ。そこに小さな森があったとしたら、なんて楽しそうなんだ!そんなイメージが突然に降ってきたのだった。

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