エンジェルバンクの大砲の撃ち方を人生で実践してみた結果

私の最初のキャリアは大手家電メーカーの開発だった
そこに勤めて1年3ヶ月で退職した
元々希望していた部署とは全く違った職種への配属だったし、この業界や業務内容を数十年続けていった先にある自分の将来を先輩に重ねたけど、違和感しかなかった
そこに自分の姿は映らなかった
正直言って、多少キツくてもその会社にしがみついていたら将来は間違いなく安定だった
けど、辞めた
色々と理由はあるけれど、一番思ったことは、この仕事は俺以外の人の方が向いているから俺の仕事じゃないなっていう気持ちだった
自分には向いていないな
向いていないから自分の心も病んでいく
向いていないから仕事が楽しくない
楽しく生きていけないならそんな仕事辞めて新しいことに挑戦した方が良い
その選択は若い方が良い
そう判断して辞めた

その後職業訓練校を経てプログラミングの会社を紹介されて1年ほど勤めた
勤めたと言っても、プログラミングを教えてもらいながらお金をもらうという変な立場だった
正直学生時代からプログラミングは苦手だったが、もう一度やってみるかと思ってやってみた
案の定向いていなかった
そこに勤めている間に次の場所を探した
そこが今居る木工所だ

この木工所へは修行という形で通っているため、お金をもらわずに働いている
そのため、そこでの業務が終わってからバイトに行っている

これまでのキャリアを整理すると
大手メーカーでの開発(実機実験)→プログラミング→木工
(バイトは塾講→USJの夜勤→喫茶店)
と世間一般にいうと全くの畑違いというものを経験している
その結果、自分が人生の中で本当に求めていることが分かった
それは自由
安定というよりは好きに生きていくこと
どこかに勤めるということはこれからの人生の選択肢から消えた
大手メーカーを辞めてからまた同じようなサラリーマンを経験していたらこんな発想にはならなかったと思うし、決断も出来なかったと思う
そして、心の奥でいだいている不満を押し殺しながら、気付かないようにして生きていっていたと思う
全く違うことを経験したからこそ客観的になり自分のことがよく分かった
そんな気がする
と、考えるとここに居た1年9ヶ月は決して無駄なものでは無かったと思える
むしろ、ラッキーだった
まだ20代
これからの人生に軸が出来た

これも私に恋人や家族がいなかったからできたことだ
子どもの頃には決して想像できなかった人生だがこれでいい
人生は冒険や!笑

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