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誰を演じてもそういう人に見える森山未來 『パリピ孔明』①

森山未來を見ました。
いえ、『パリピ孔明』1話見ました。

他の秋クールのドラマに比べて放送早いですよね。
昔はこういうちょっと他と放送開始のタイミングが違うやつ嫌じゃなかったですか?

あれ?!もう始まってんの?!うわー、録画すんの忘れたじゃん!!!ってなったんで、ほんと何でタイミングずらすのか意味わかんないと思ってたんですけど、配信が主流になると逆にいいですよね。他の秋ドラマが始まる前のちょっと空白期に、あ、じゃあ『パリピ孔明』見てみるか、みたいになりますもんね。(我が家は全録派です)

ということで、我が家も秋ドラマ第一弾として『パリピ孔明』見ました。なんたって森山未來がいますから。

そもそも、なんでこれ、連ドラでやろうと思ったんでしょうね。(悪口じゃないです)

『銀魂』とか『三國志』とか、歴史物のコメディってけっこう映画であるじゃないですか。現代の日本に孔明が転生するってとんでもない話も、なんというか非日常の映画館で見るなら許されるところがあるというか、比較的突拍子もない設定も映画だと受け入れやすいところあると思うんです。

それを日常の延長にあるドラマで、しかもがっつりゴールデンでやってるところがなんともチャレンジング。

しかも、ちょっと変わった役をやってるイメージのある超個性派俳優(山田孝之とか?)や、コメディーのイメージのある俳優(大泉洋とか?)ではなく、がっちり正統派ど真ん中の向井理が主演なのもなんというか勝負してる感があっていい。

ドラマは、病死したはずの孔明が目が覚めるとそこはハロウィンの渋谷でした、というのがはじまり。
っていうかハロウィンの渋谷ってあんななんですか?超怖かったんですけど!いきなり現代の日本に転生した孔明よりも、日本の風紀が乱れていることの方が心配でした。ハロウィンの渋谷には何があっても近づかないようにします。

中国の三国時代の孔明が若かりし姿で現代の渋谷に転生する、という内容を見て、言葉どうすんのかなと思ってました(原作未読です)。国も時代も違うなんてコミュニケーションのハードルとんでもなく高いじゃないですか。

そしたらですね。
孔明、普通に日本語話せました。


え?話せんの?


子供が好きなのでドラえもんの映画めちゃくちゃよく見るんですけど、時代も国も違う世界によく行くんですよね。
で、そこで必ずと言っていいほど「ほんやくコンニャク」を食べるくだりがあるので、ドラえもん脳の私は「ほんやくコンニャク的な役割のもん出てこないの?!」とショックを受けましたが、「設定あま!」と上白石萌歌が孔明に突っ込んでくれたので、スンっとなって諸々考えるのはやめました。

萌歌、ありがとう。ヒロインが突っ込んでくれたので、私は黙ることにします。
言葉わかんないところから始めたらやっかいですからね。それだけで1話使っちゃってテンポ悪くなりますよ。こういうコメディーでそういう細かいこと気にする奴いるんですね。もー、やだやだ。神様の温情で、転生した国の言葉はわかるようになっているんですよね。これだからコメディーがわかんない奴は嫌なんですよね。

でね、孔明の習得がはえーの(早いの)。
携帯を即時に使いこなし、500年前からやってるみたいにバイト先でお酒をつくってましたからね。ちなみにカードでの支払いも完璧。どこかでご飯食べて帰ろと言われれば「この辺りだと食べログで4.0のラーメン屋がありました」と答え、既に食べログもラーメンも完全に理解してました。孔明、たった一日で2023年の日本に順応。
優秀ーーーーー!!!

上白石萌歌の歌が気に入った孔明は彼女の軍師として全力でサポートするって言ってくれるんですけど、あんな優秀な人が後ろにいてくれたらめちゃくちゃ心強いですよね。あの人がいたら仕事するのも怖くなさそう。

そんな孔明のお陰で偶然ブッキングされたライブを成功させ、萌歌はフォローの通知が鳴り止まない事態に。私的に上白石萌歌、既に6割か7割型成功してます。
だって、自分の歌なんか誰も聴いてないから音楽やめようかなってなってた奴がライブ成功させてフォロワーが1,000人以上に増えたんですよ?ここの一歩(二歩?)が大変じゃないですか。
孔明優秀すぎ。マジで私も孔明にマネージメントされたい。私のフォロワー4(あ、1人増えました。ありがとうございます)のTwitterをどうにかしてほしい。あ、もうXか。

それにしても森山未來は相変わらずよかった。
登場する前の後ろ姿だけで「きたきたきたきたーーーーーーーーーー!!!!!」ってテンション爆上がりでした。
どんな役をやっても違和感を感じさせない。
爽やかな役でも(最近見てない気もしますが)、怪しい役でも、怖い役でも、テンション高い三国志オタクのライブハウスオーナーでも、あなたその役が1番似合いますよね?というか素ですよね?と言いたくなるほどの馴染みっぷり。
森山未來を見るためだけでもこのドラマを見る価値があるのではないかと思わせる存在。

個人的にはね、爽やかな森山未來もまた見たいんですけどね。バッチバチ、100%気合い入れたイケメン役でラブストーリーやってくれないかな。どれほど時が経っても、何度森山未來の怪演を見て震え上がっても、私は『WATER BOYS』とか『世界の中心で愛を叫ぶ』の森山未來も忘れてないですからね。

そう思いつつ、森山未來の公式サイト見てたら敷居が高い感じがして怯んでたんですけど、プロフィールの最後に見慣れた「Wikipedia」の文字とリンクがあって一気に親近感湧きました。
よく知らなかったんですけど「Wikipedia」ってもうそういうレベルまで達してたんですね。森山未來の公式サイトにリンク貼ってもらえるなんて、森山未來についてはWikipediaの情報を完全なる「正」と捉えていいと認識して今後見るようにします。

って、いつのまにかテーマが孔明から森山未來に移ってました。

とりあえず公式サイトの『INTERVIEW』の2回目(1回目は向井理と上白石萌歌)は森山未來だと思うので、それを楽しみにしつつ2話の放送を待ちたいと思います!

【注意】エンディングで「関口メンディー」の名前を見て「え?出てた?」って思ったところからが勝負です。

おしまい。



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