新規・へたくそが生きづらい世界

私は、何事もみんなで楽しくやれたらそれでよいと思っています。

勉強も、スポーツも、ファン活動も、ゲームも。誰もが楽しくやるのが一番だと思っています。

ただ、スポーツの世界ではこのような考えの人は多くないような気がします。私も、声を荒げて様々なことを人に要求したり、逆にたくさん人に罵倒されてきたりして、そんなものだと思ってきました。

人よりも上手であることや経験が長いことでマウントをとりたくなる気持ちはすごくわかります。また、勝ち負けがあって成り立つような勝負の世界もあります。

でも、多くのことは、誰かが作ったものの上で優劣を競っているだけです。そんな世界で、ひどい言葉で罵り合うことで誰かが気を病むほどになったとしたら、それほど悲しいことはありません。そんな世界では、人は離れていき、その界隈は盛り上がらず、すそ野は広がりません。

上級者から初心者まで、プロからへたくそまで、同じフィールドでとは言わないまでも、みんなで盛り上がることができればそれが理想だと思います。

私の友人で、初心者に何かを教えることが非常にうまい人がいます。彼のおかげで私は、スケートやスノーボードができるようになりました。そのうえ、その後も、一人で遊ぶことができるまでになることができました。

最近、彼からウクレレを習っています。私がウクレレを始めたいと言ったら喜んで教えてくれました。彼は全く偉そうな雰囲気を感じさせず、適切な順番で私のペースに合わせて教えてくれます。

おそらく私が気付いていない工夫がたくさんあって、私は楽しくウクレレを始めることができているのだと思います。今も一人で練習するくらいにハマらせてもらいました。

私も彼のように、麻雀がまたったく分からない人に麻雀にハマってもらえるような技術を身に着けたいものです。

おまけ~麻雀を初心者に教えるのが難しい構造的な理由~

私は一対一の状況であれば、初心者に麻雀をうまく教えられる自信があります。ただ、やはり何事も実戦が最も面白く、のめりこみやすいものです。

麻雀においても実戦が面白いことは間違いありません。この時教える側に求められるのは、ルールはあいまいでもいいから些末なことを教えずにアガりに向かってもらうことです。

ただ、ここで麻雀という遊びの2人ではできないという性質が障壁になります。共に卓を囲んでくれる残りの2人が、初心者が麻雀にハマるプロセスを無視して様々なことを詰め込んでしまったり、最悪の場合、所作の未熟さにイライラしたりする人もいます。そうなったらその初心者の人は一生麻雀に寄り付かないでしょう。本当に悲しいことです。

麻雀界で頑張る人たちは今、その裾野を広げるために様々な工夫をしています。ネット麻雀を使えば手軽に麻雀を楽しめます。私も少しでも多くの人が麻雀を楽しめる世界が訪れたらなと願っています。

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