凡人の戦略

私を含む多くの人間は凡人です。もし何かの才能を持っていたり、圧倒的な努力で何かの能力を得たとしたら、その人はその能力を引っ提げて戦えばよいと思います。

一方で、私のような凡人でも、なんとかして自分のやりたいことをやったり、夢を追いかけていきたいものです。

では才能もなく、人並外れた努力をしてきたわけでもない私のような人間はどうすればよいのか。それは当たり前のことを当たり前にやる事だと思います。

よく、スキルは掛け算といわれます。100人に1人しか持っていないスキルを2つもっていれば、その人は1万人に一人の人材になれるという主張です。このことは、誰でもが当たり前に持っている能力にも言えると思います。

私たちが小学校の頃から習ってきたスキルが10個あったとします。例えば以下のスキルです。

・挨拶ができる
・敬語を使える
・時間を守る
・人の話を聞く
・人を馬鹿にしない
・ルールを守る
・笑顔で人に接する
・規則正しい生活を送る
・人の目を見て話す
・麻雀の点数計算ができる

ここに挙げたものは、誰にでもできるようで意外とできない人がいます。仮にこれらのスキルが10人に8人ができるものであると仮定すると、全てのことができる人材は0.8の10乗で上位1割の人材であることがわかります。

しかも、ここで挙げた10個のスキルは簡単であるがゆえに誰でもできるのではなく、大切だからこそ誰でもできるように教育されてきたものです。つまり、一つでもできないと痛いスキルであるといえます。

「継続は力なり」という言葉がありますが、この言葉が意味することはもちろん、継続することでのみ力はつくということが最も大きいとは思います。ただ、差別化を図るという点でも、有効な考え方なのではないでしょうか。今日勉強した人が100人いたとしても、今日も明日も勉強した人は80人になって、最終的に自分ひとりになっていたという状態を作ることができれば100人に1人の人材になることができます。

今現在自分がやっていることで「こんなこと誰でもできるのになあ…」と感じてやる気が出ない人は、その誰でもできる事柄を当たり前のようにやる事でやる気が出るのはないかなと感じています。

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